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長坂将志さん
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それがブランドなんじゃないですか
- 佐々木
つまり、インスタントなサービスじゃないっていうことですね。
- 長坂
そうですね。それがブランドなんじゃないですかね。
- 佐々木
本質、ですね。きれいな服を着たとか、美味しいものが出てきた、っていうじゃなくて、本当に生き方が魅力、ということ。ある意味、金太郎飴みたいに、どこから切っても、同じ品質が体験できる。
- 長坂
まさしくそうですよね。新しいとんでもないのがフランスから出てくるよ、って言われたときに、「そう。東京もまたよくなるね」なんて言える立ち位置でいたいですよね。
それができたときが、僕たちのブランドになっているんじゃないですかね。でもやっぱりビジネスとはまた別なんで、ビジネスはしっかりとやらなければいけないでしょうし。
でもこのお店は、一つあって、ジョルジオ・アルマーニ、エンポリオ・アルマーニがある、みたいな感覚で、やっぱり次のブランドを、より多くの人たちに味わってもらえるようなところがビジネスになってくるというかな。そこが稼いでもらって、ここをもっとわがままな店にする、という縮図ですね。
- 佐々木
わ、それ、わかります。面白い。それは、将来の計画? それとも、だいたい構想が、できているんですね。
- 長坂
もう始まりますよ。2008年には始まりますし、もう、向こう3年くらいの計画は頭にすべて入っているんです。話もしているし、それなりの人たちも集まってきているし、動きはありますね。面白いですよ。
- 佐々木
面白そうです。そちらは、みんなが楽しんでくれる、ちゃんとビジネス。悪い言い方か分かりませんが、日銭をちゃんと落としてくれる、しっかりした土台ができて、その上で、自分の哲学や生き方を凝縮させるブランドづくりの店が別にある。
- 長坂
そうなんですね。本当に、ぼく、基本的にそんなにお金に興味がないんで、大金持ちになろうなんて思っていないけれど、ぼくは絶対お金持ちになるのは分かっているんですね。はっきり言って。変な感覚なんですけれど。でも、そこじゃないと思うんですね、ポイントは。
やっぱり、支えてくれているというか、共に汗をかいてくれているスタッフ。逆に言ったら、ぼくは今ここでまだ現場に入っていますけれど、社長になったとしても、やっぱり現場主義でありたいんですね。現場の人たちがいい給料を取るべきだし、本当に従業員たちには幸せになってほしいな、って。
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