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長坂将志さん
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お客様のことをどれだけ心配できるか
- 長坂
サービスに至っては、一つの、うちのスタイルっていうものが、徐々にできつつあると思うんですけれど、これを年数を重ねて、より磨いていくということになってくると思うんですね。
じゃあサービスって何なのかって言ったら、いらっしゃるお客様のことをどれだけ心配できるか。もう本当、心の部分だけしかないと思うんですよ。
でもそれって、実は仕事に入ったからいきなりスイッチが入るわけでもなくて、人間性だと思うんです。育った環境だとかもすごく重要だし。
そういうことをぼくは語り続けるんですけど、やっぱり感性を磨くためには、いいものを見たりとか、いいものを感じたりとか。感じる能力ってすごく必要だと思うんですよね。感動する映画を見て泣いたり、そういう心を持たないと、お客さんは今何を感じているのかとか、やっぱり分からないですよね。
- 佐々木
分からないですよね。それは、イー・ウーマンで人を採用するときも、同じなんです。結局、技術は後から教えられるけれども、いいものをいいと思えたり、悲しみにたとえば涙を流せたり、心配だからと気持ちを配ることができたり、そういう人がほしいです。
- 長坂
最終的にそこがネックになりますよね。すべての。
- 佐々木
きっと、上手に料理が作れたとしても、そこに愛がないとだめだろうし、それをテーブルまで運んでいったとしても、それではただのデリバリーであって、空気が一緒に運ばれていかない、みたいな。
- 長坂
そうなんですよね、まさしくそこがポイントですね。ぼくも、今おっしゃられたまったく同じことを言うんです。うちは、技術のある人は要らないんだ、って。本当に、いかに、お客様のことを心配して、お客様を喜ばすことに集中するかと。それができないなら、うちは要らないよ、と話をするんです。
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