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篠原 欣子さん
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女性と男性の仕事の違いは
- 佐々木
そうはおっしゃるのですが、私も、ごくごく自然にやっていますけど、そんなには会社が大きくはなりません(笑)。本の中では、篠原さんの場合、女性100人で売り上げ100億までは行ったけれども、そこから大きくするためにも、男性を入れていた、というストーリーが書いてありました。女性と男性の仕事の仕方の違いを指摘しながら、女性が創業した場合は、あまり大きくならない傾向があるとも。
- 篠原
あくまで傾向です。人によって異なるとは思いますが、女性と男性の仕事の進め方やプロセスの違いは、私の実体験からなんです。例えば男女一緒に仕事を頼むでしょ。女の人は、真っ先に「こうしたいと思います」とか「これはこうです」とかって言って、すぐに仕事に手をつける。
でも、男の人はしばらく何も言ってこない。こっちの方がイライラして(笑)、「今どうなってるの?」って聞くと、「今やっています」なんて言うのです。「本当にやっているの?」なんて思ってると、しばらくして、中長期計画なんかも入ったバシッとした戦略書を持ってくる。
壮大な計画を立てていなくても、身近なところからすぐに手をつける女性と、まずは戦略や計画ありきの男性と、男女による仕事のアプローチの違いはあると思いません?
- 佐々木
そう言われると、そうかな。女性だからかどうかはわからないんですが、確かに、私は早く動くタイプです。でも、篠原さんもイライラするっておっしゃったんですけれど、私は、たぶん1カ月なんか待っていられなくて、「計画を立てるのは正しい。でもそれを2日でやれ」って言いそうなんですけど(笑)。篠原さんは、それを待っている。そうやって育てられてきたんですね?
- 篠原
待っていますよ。最初の頃は「どうした? あれ」って聞くと、「今、やっています」って言われると、もう、すぐにイライラしましたよ。でも今は、「待つのも大切って」分かってきました。
- 佐々木
いつ頃から、どのぐらいの規模になった時から、慣れて、分かってきたのですか?
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