ホーム> career & management > 国境を越えた足跡> 第1回 フジ子・ヘミングさん


第1回 フジ子・ヘミングさん
「自分の力を信じて、自分にとっての幸せをつかむということ」
長年のヨーロッパ暮らしから日本に帰国した途端、巻き起こったフジ子・へミングブーム。人々が彼女に惹きつけられるのは、そのピアノの背景にある、彼女の人柄とさまざまな体験なのではと思い、私は、フジ子さんに会いに行った。その力強さに癒されるフジ子さんのピアノのしらべ。彼女のピアノの不思議な力はどこからくるのだろうか。
volume |
title |
【1回】 | 周囲の後押しもあり、留学に踏み切った |
【2回】 | 夢と現実の違いをしみじみ感じた留学時代 |
【3回】 | きちんと準備をしてお祈りすれば、神様は助けてくれる |
【4回】 | 私にとっての幸せって、こういうことなの |
【5回】 | 〜フジ子さんを知る10の質問〜 |
|
|

ふじこ・へみんぐ
ロシア系スウェーデン人の画家・建築家ジョスタ・ジョルジ・へミングとピアニスト・大月投網子を両親として、ベルリンに生まれる。5歳の時、ベルリンから帰国。以来、母と共に東京で暮らし、母の手ほどきでピアノを始める。17歳で、デビューコンサートを果たす。また、東京芸術大学在学中には、新人音楽家の登竜門である、NHK毎日コンクール入賞や文化放送音楽賞など、多数の賞を受賞。東京芸大卒業後、本格的な演奏活動に入り、数多くの国内オーケストラと共演。29歳でドイツへ留学。ベルリン音楽学校卒業後は、長年に渡りヨーロッパに居住し、演奏家としてのキャリアを積む。1995年、帰国。1999年2月11日、フジ子の日常を淡々と追った、NHKのドキュメンタリー番組が放映される。(ETV特集「フジコ 〜あるピアニストの軌跡〜」)この番組は放送直後から大反響を呼び、NHKには2000通を越える投書が寄せられたという。視聴者の切なる要望に答え、NHKはわずか三ヶ月のうちに3回もこの番組を再放送し、「フジコ ふたたび 〜コンサート in 奏楽堂」も放送され、さらなる反響を呼んだ。
デビューCD「奇蹟のカンパネラ」は、発売後三ヶ月で30万枚をセールス。徹底した動物愛護家でベジタリアン。
|