
代替エネルギーの技術を切り札に(Jerry・東京・パートナー有・38歳)
資源のない国で資源を消費しているのだから、どのように、どこから調達するのかは重要な問題であり、それを外交というくくりで進めていく必要は大いにあると思います。ただし、外交の切り札は自国の金ではなく、技術なのでは。水素電池や地熱・太陽熱発電などに可能性があるように思います。代替エネルギー開発は、他の国に技術移転できることも視野に入れて進め、資源を一方的に譲ってもらうだけでない力を蓄えていくのが外交力をつける上でも理想だと考えます。夏のアスファルトの東京の地熱を利用できるようになるといいのに……。
コストが上がることを受け入れられるか(ゆかりっくす・神奈川・パートナー有・31歳)
現状では、日本に資源がないのは明らかなので、積極的に資源外交「すべき」というより、「せざるを得ない」と思います。安全な代替エネルギーとなると、とかくコストがかかってしまい、すでに日本人の生活は電気で支えられているといっても過言でない状況で、コストが上がることを受け入れられるかどうか? が一番の問題だと思います。我が家も家を建てるときに、ソーラーパネルを設置するかどうか? という問題は、初期投資の高さで、早い段階で諦めることになってしまいました。
国境を越えて技術開発を(三和子・パートナー有)
エネルギー政策に関しては、日本は自主路線を貫いて欲しいと思いますし、そうしたほうが日本の立場に付加価値が出ると思います。今日も日本のエネルギー業界のトップが、相次いで低コストで埋蔵量の多い石炭の見直しを示唆している、という趣旨の記事を見ましたが、石炭を使う上での大きな問題点の一つである、CO2排出量の多さを、技術力で克服することができれば、そのノウハウ自体が資源外交を進める上での大きな武器になりますし、この分野でできる貢献は、石炭に限ったことではありません。また、エネルギーについての技術開発への努力は、単に、各国が国益を追求するだけに留まらず、国籍を問わずに優秀な技術者が共同で追求するテーマであって欲しいと切に思います。
省資源、創資源、環境対策(くろねこやまねこ・大阪・パートナー無・36歳)
資源小国の日本にとって、資源調達先の安定的確保は重要であり、資源外交は積極的に推し進めるべきだと考えています。ただし資源施策は「資源調達、省資源、創資源(新エネルギーの開発)」+「環境対策」で複眼的に取り組む事が、日本の国益にとって欠かせないと思います。