

センサーで点灯、消灯する電気のスイッチ(geiha・中国・パートナー有・30歳)
気付かずに使っているユニバーサルデザインが、本当のユニバーサルデザインだと思います。そして、わたしは増えていると思います。電気のスイッチにしても、センサーで点灯、消灯してくれ、妊婦も高齢者も、障害者も誰もが便利に使用しています。いくらユニバーサルデザインだと言われても、顕著に目に付くものは、それらを利用する人たちを差別をしているような気分になります。
エレベーターのボタン(wakano)
まずエレベーターですが、ボタンが下方に付いてる物しか見なくなりました。トイレの左右・前後位置が男女別を一律にはしていませんが、色はおおよそ赤青で区別されていて、それはお隣の国韓国でも一緒でしたのでわかりやすく、助かりました。しかし男女を絵で表わしいているものにはわかりづらいものもあり、一考していただきたいことがあります。色は一目でわかる良さがあるのでしょうね。
新しい地下鉄(mikky108・東京・20代)
着実に増えています。家の近くに新しい地下鉄ができ、駅ができたのですが、そこの設備はとくにユニバーサルデザインそのものです。通るたびに、「ああここにも工夫があったのだ」と感じています。今は五体満足でも今後障害を持つかもしれないし、けがや出産などで予想外の不便さを感じるかもしれないとき、力になってくれる存在として頼りにしています。

いろいろな人の都合や思惑で(ぶぅ太郎・東京・パートナー有・31歳)
文房具などでは増えたと思いますが、そのほかの身の回りのものではあまり増えていないと思います。以前の会社では、携帯電話のユーザーインターフェース(UI)のデザイン設計をしていました。ある程度はユニバーサルデザインも考慮に入れて、UIの設計を行うことを心掛けていました。ですが、この仕事をしている人間は、とてもジレンマを抱えてしまうのですが、実際には「携帯電話」というものは、事業所(ドコモやau)、メーカーのプログラマー、メーカーのハードチーム、企画、などのいろいろな人間やそれぞれのチームの都合や思惑があるのです。
UIチームは自分たちのある程度の理想の上に、みんなの意見をまとめて、仕様を作り上げるのですが、最終的にはみんなの都合や思惑を合わせて残ったものは、ユニバーサルデザインとは程遠いものになっています。「どうしてそうなるの!」と怒りそうになることも何度もあるのですが、「できません」と言われてしまえばそれまでで、唇をかみしめながらあきらめることになるのです。携帯電話もこれ以上の機能を追及するよりも、「人に優しい」携帯電話のほうが売れるのでは?という気持ちもあるのですが……。まだまだ「モノを売る」ためには、利益や、新技術の向上や、派手なうたい文句が必要なようです。
言葉だけは増えている(マシアスギリ・東京)
言葉だけは増えていると思います。しかし自分の周りを見回したとき、ユニバーサルデザインと呼ばれるようなものはあまりないように感じます。そもそも、ユニバーサルデザインという言葉がなくても、使う側にとって便利なもの、使う側の性別・年齢を問わないものというのはこれまでもあったように思います。ユニバーサルデザインという言葉による新商品の開発もいいかもしれませんが、ユニバーサルデザインという言葉が出てくる前からあったユニバーサルデザインなものをもっと意識して見つけたいと思っています。
ありとあらゆるところに壁が(ストレリチア・宮崎・パートナー有・49歳)
母が4年前に脳卒中で倒れ、以来車いすの生活です。実際そうなるとありとあらゆるところに壁があったのがわかりました。できる限り、スロープをつけたりもしました。庭が草ぼうぼうにならないようにアスファルトを敷いたら、なんとそれが失敗。雨水をはけさせるために作っていた微妙な傾斜がくせものでした。結構危ないのです。町の中はもっと危ない。わたし以上に詰めが足りないと思います。

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