|
サイトマップ
|
お問い合わせ
|
ewoman検索:
>>> 旧リーダーズ/メンバーからの移行登録について
働く人の
円卓会議
人から学ぶ、
人と学ぶ
表参道カレッジ
国際女性
ビジネス会議
佐々木かをりの
win-win対談
今週のテーマ
会議番号:2697
オバマ米国の『テロとの戦い』、協力したいですか?
投票結果
58
42
238票
170票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2009年04月13日より
2009年04月17日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
伊勢崎賢治 東京外国語大学 大学院地域文化研究科 教授
「伊勢崎先生のコメントを読んで、彼らは電気すらない貧困の中にあることがわかり、インターネットでなどと……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
無知が現在の構図を作るのでは? (cacao610・カナダ・パートナー無・22歳)
無意識のうちに「善良な市民である私たち」と「テロリスト」という構図があり、「困り者の彼らを対話によってどうにかしなければ」という風潮になっていると思います。しかしそこに至る過程で、先進国である私たちが彼らを追い込んでしまったということはないでしょうか? パレスチナ問題にしても、知らず知らずアメリカに追従するうちに、不条理なイスラエルの方針をそのままにしてしまった。もっと実態を知ることで、国策として、また日常的な行動としても私たちにできることがあると思います。
解決、理解……共感も出来なくても (chicof・東京都・パートナー有・40歳)
人や集団が暴力に向かうのは「誰も助けてくれない、現状が理解して貰えない、果たして自分の声は聞こえているのか」という他者や自己に対する不信からなのでは。他者が耳を傾け、共に考えてくれると期待できれば、暴力で耳目を集める必要は無いはず。対話とは相手の主張を、たとえ違和感を感じても聴き、自己の主張とすり合せ、互いの落し所を模索する姿勢と考えます。共感どころか、興味すら持てなくても「あなたの声は聞こえている」と伝える、対話の席から離れてはいけないと思います。
対話以前の問題か (いぬいるか・東京都・パートナー無・48歳)
伊勢崎先生のコメントを読んで、彼らは電気すらない貧困の中にあることがわかり、インターネットでなどと考えた自分の想像力のなさを恥じました。また、対話というのはこちら側からの押しつけになる可能性がある、それよりもまず彼らの言い分を傾聴する、行動や主張の奥に潜むものを汲み取ることが大切だと思いました。そして何より「貧困」を何とかしなければ…… 国の政策に批判の目を向けると同時に、一市民としてできることはないかと考えています。
対話のタイミングや目的が重要 (大風・富山県パートナー有・)
対話がうまくいくためには、お互い少しずつ歩みよることが必要です。お互い、自分の言い分を主張するだけでは前に進めません。そういう意味で、対話を行うタイミングや目的が重要だと思います。お互いに無益な戦いを終わらせたい、終わればこんなにいいことがある、など大局的に共通の目的を見出すことが必要なのではないでしょうか。
自分も隣の人もしあわせに (greececat・長野県・パートナー有・39歳)
対テロで協力できること。自分の生活で必要以上のものを欲しがらないこと、でしょうか。みんながそういう意識になれば地球上の人間が生きるぐらいのものを自然は与えてくれるように思います。自然は時に脅威となりますが、そういうときこそ助け合う知恵が人間にはあるのだとも。……と思う一方、軍需産業によって生計を立てる人に一体どうやってそのことを伝えればいいのでしょう。一ついえるのはだからと言って自分も欲しいだけ手に入れれば何も変わらないということです。
本当に重要なことは (LoveAndPeace・千葉県・パートナー有・33歳)
復興するための資金も必要です。軍事政権で疲弊しきったかの国にはお金が必要だと言うことはわかります。それ以上に生活の基盤を作るための教育やワクチン接種など必要な事がたくさんあると思います。テロとの戦いのための武器にお金を使うくらいなら、生活基盤を整える事にお金を使う方がテロとの決するためには遠回りのようでいて近道ではないかと考えます。子どもや家庭を守らなければいつまでたってもテロはなくならないと思います。
5日目の円卓会議の議論は...
「対話」の真の目的!?
「伊勢崎先生のコメントを読んで、彼らは電気すらない貧困の中にあることがわかり、インターネットでなどと考えた自分の想像力のなさを恥じました」。いえいえ、いぬいるかさん。インターネットの普及は、テロ対策として現場では真剣に議論されているのです。僕自身は、テロリストのネットワークに使われるというマイナスの影響を勘定に入れても、人々の意識が開かれるというプラスの影響は上回ると思っています。
実は、僕は今年の年末年始をアフガニスタンで過ごし、現アフガン政府に幽閉されているタリバンの大幹部と会って、じっくり話してきました
。印象は、大変シャイで、厳格にイスラムの教義を日々の生活で質素に守っている人物という感じ。タリバンは、テロ活動を実行する“軍事部門”の残酷な野蛮さの印象ばかりが喧伝されていますが、一時はこの国の“政権”を獲った勢力です。野蛮さだけでは国は治まりません。“政務”を担当した人物たちは、そのトップのオマール師を含めて、僕が得た印象と同じということが言われています。
この彼との話しの種は、もちろん「対話」の“実効性”について。しかし、開口一番、僕は静かに釘を刺されました。つまりオバマさんを含む「我々」が言う、“穏健な”タリバンとの「対話」。これが、
タリバンを仲間割れさせるという目的ならば
(そうに決まっているわけですが……)、それは絶対に成功しない……と。あたり前です。こういう「対話」の呼びかけは、敵がヨレヨレな時には功を奏するでしょうが、疲れているのはこちら側です。そうなのに威勢を張って手を差し伸べるフリをする。見透かされています。こういう一般の人間関係にも当てはまる単純な理屈なのですが、
僕は断言します。オバマさんの「対話」路線は、アフガニスタンでは成功しません
。
その意味で、「お互い、自分の言い分を主張するだけでは前に進めません。……対話を行うタイミングや目的が重要だと思います」と大風さん。鋭い。「対話」は疲弊した戦争の当然の帰着ですが、紛争当事者の一方(つまりアメリカ)から一方的に発する「対話」は、もう一方からは単なる“弱音”にしか見えません。だから、通常(普通の人間関係でもそうですが)、「対話」は、当事者の利害からなるべく離れた(なるべく中立と認識される)
仲介者
によって持ち出されなければなりません。
その役割を誰が担うか?
タリバンの彼は、「日本」と言いました
……。社交辞令のようにも取れますが、昨日の僕のコメントで述べたようにアフガン人が持つ日本への敬意(タリバンもアフガン人です)を考えると、あながちそうでもない気がするのです。
でも、当の我々の方にその役割を担う自信と能力があるか?
自問自答の日々です……。一週間ありがとうございました!
伊勢崎賢治
東京外国語大学 大学院地域文化研究科 教授
「和解っていうのは必ず、戦争が長引いて皆が疲れてくれば、そうならざるをえない」
佐々木かをり対談 win-win > 第129回 伊勢崎賢治さん
「自衛隊の“対テロ”協力、支持しますか?」
「テロリスト」との対話は何をもたらすでしょうか?
「あなたは世界を変える情報の担い手ですか?」
貧困や戦争は最大の環境破壊です
このジャンルの過去円卓会議をチェック
このジャンルのトップページへ
メロンリペア
15万箱 突破!
抗酸化サプリメント
アクション
プランナー
時間が見える大人気の手帳
イー・ウーマンに
依頼する
働く女性の調査
マーケティング
ブランディング
コンサルティング
講演・研修のご依頼
メディア掲載一覧
取材のご依頼
asahi.com
私のミカタ
佐々木かをりの
ブログ
佐々木かをりの
Twitter
©2000-2009 ewoman,Inc.
|
個人情報について
|
利用規約
|
各種お問い合わせ・お申し込み
|
会社概要
|