家計簿の固定観念に縛られず、自分らしい方法をみつけましょう |
家計簿の記帳方法を変えた方、これまでのやり方を続けている方、両方のご意見が出ましたが、皆さんそれぞれ目的をもって記帳していらっしゃるのは素晴らしいと思います。
レシートによる家計管理をなさっているのはmeg助さん、kumizさん。家計簿というと、昔からある雑誌ほどの大きさの分厚いノート型のものを思い浮かべますが、何もそれにこだわる必要はありませんよね。いまスーパーやコンビニ、個人商店でも商品の明細を記したレシートを発行するところが増えていますので、それを大学ノートなどに貼るだけでもおおまかな支出の流れは把握できます。家計簿を記帳したことがない方、記帳しようとしたけど続かなかった方は、まずこの方法からやってみてはいかがでしょう。
私がお勧めしたいのは、おふたりのやり方に、さらに銀行などの預金通帳をプラスすること。公共料金や新聞代、授業料など銀行引き落としで支払うものもたくさんありますから、日々の流動支出はレシートで、月々の固定支出は預金通帳で管理するとよいのではないでしょうか。毎月の締めのときに、ノートの1ページに預金通帳から引き写してまとめておけば、よりわかりよくなると思います。記帳4日目の雅映さんも、この方法をぜひ試してみてくださいな。
lycoさんはエクセルを使った自作の家計簿で管理なさっている由。エクセルだと自動計算ができるので集計に便利ですよね。光熱費のように季節変動が大きい費目は、グラフ化することによって、より管理しやすくなりますね。
ぴょこんさんは風水系の家計簿を使っていらっしゃるそうですが、風水系ってどんな家計簿なんだろうと、私もすごく興味があります。その日その日の運勢などが書いてあるのかな? 家計簿が続かないという方は、ぴょこんさんのように趣味につながる家計簿を探してみるのもいいと思います。
お料理に関心のある方は「お料理家計簿」、ガーデニングに関心ある方は「ガーデニング家計簿」といった具合です。家計簿に記載されている記事を楽しく読みながら継続できるといいですね。
結婚を機に、簡単家計簿から本格的な家計簿に切り替えられたくみこさん。家計簿の記帳によって栄養バランスをチェックするという視点がとても面白いですね。「こまめにつける生活の習慣を確立する」という言葉も、なるほどなぁと思いました。ダイエットの記事には「太らない体質を作る」という言葉がよく出てきますが、家計簿にもこまめにつける生活習慣が大事ですよね。そのためには、寝る前の15分とか、夕食の後片付けを終えたあとの30分とか、1日1回、家計簿を開く時間を決めるとよいのでは?
長年にわたって、同じ家計簿、同じ方法で記帳なさっているGigiさん、だのだのさん、はとねこさん。継続できているだけでも素晴らしいですね。
はとねこさんは月次集計から年次集計をして、費目別に支出を管理なさっているそうですが、これはとても大切なことです。記帳するだけでなく、月ごとに、年ごとに集計をすることによって、家計の無駄が明確に現れてきますし、お金の使い方の傾向も見えてきますね。
だのだのさんは、この円卓会議をきっかけに、家計簿から始まる家計の見直しについてご主人と話し合ってみたいとのこと。この件については、明日以降にご一緒に考えてみましょう。
初日からさまざまなご意見が出て、今回の円卓会議も盛り上がりそうな予感! ドキドキワクワクしています。
引き続き、皆さんの家計簿に対する考え方、記帳方法、家計管理で工夫していること、困っていることなど、ざっくばらんなご意見ご感想をお寄せください。お待ちしています。
小野瑛子 家計の見直し相談センター |
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