イー・ウーマン田澤由利さん週１日ならテレワークしたい？

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会議番号:2273

週１日ならテレワークしたい？

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【開催期間】
2007年10月01日より
2007年10月05日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

田澤由利　ワイズスタッフ代表取締役

イー・ウーマンの4人に1人が「週に1日ならしたい」と思うテレワーク。しかし、ほとんどの方は、決められた�……

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2日目までに届いている投稿から...

職種にもよると思いますが (samdarling・東京パートナー有・)

私の場合、例えば企画書を書くとか、ドキュメント作成ならばPC1台あればOKです。コミュニケーションはメールで出来ますし、会議は別の日に設定すれば良いし。そうすれば、家のキッチンだろうが近所の公園だろうが、仕事ができる。天気の良い日に公園やオープンカフェで仕事できるなら、テレワーク最高です！ただその場合、ノートパソコンは可能な限り軽く、ネットは無線が前提条件となります。

既に「テレワーク」状態です (Perla・千葉・パートナー無・38歳)

私は在宅勤務ではなく、一応毎日オフィスに出社していますが、職場の皆は地方に長期駐在のため私とは離れた場所で仕事をしており、私一人オフィスに残されている状態がこの数ヶ月続いています。彼らとのコミュニケーションは専ら電話、メールで、普段特に不便を感じたことはありません。全員が参集した方が効率よい会議の時だけ戻って来てくれれば大丈夫（笑）。むしろ「付き合い残業」や「ダラダラ会議」が減って、自分のペースで時間管理が出来ますので精神的に快適です。

	企画が進みそう (パフィンドーナッツ・埼玉・パートナー有・38歳)
考えをまとめる作業は、人に邪魔されることなく、没頭することが出来る環境の方がはかどるので、その為の時間にあてることができると、メリハリのある業務がこなせる予感がします。

気分的に!? (kimirie・兵庫・パートナー無・37歳)

自営業で、週休1日なので、1日テレワークにできれば、気分的にいいな！　と思います。1週間の帳面の整理とか、し残したことを休みの日にすることが多いですが、1日テレワークの日を作れば、休みじゃなくても接客等途中に途切れることもなく集中でき、気を使うことも少し減るような気がするからです。写真加工、経理等、在宅でできる仕事もいっぱいありますが、撮影スタッフが出て来ているからには、やはり、家で仕事をしていてもそのことは伝わりにくいし、実現は難しいです。

	仕事がよりはかどるかは。。 (ニューヨーク・海外・パートナー有・34歳)
資料の読み込みがはかどりそうです。ただ、買物や銀行、郵便局など、平日ならでは出来る用事をちょこちょことしてしまい、仕事をしていない時間も増えてしまいそうです。実際、前の職場で、週1日程度在宅勤務をしている同僚が何人かいたのですが、連絡を取ることは困難でした。

	やっぱり患者さんと過ごしたい (ぱーと救急医・千葉・パートナー有・34歳)
書類仕事をまとめて1日にしてしまえば、もちろんテレワークは可能だと思うのですが、医者はやっぱり患者さんを診てナンボ。休日すら出勤してしまうのに、テレワークは出来ませんね。

3日目の円卓会議の議論は...

会社が導入してくれて初めて、テレワークが可能

イー・ウーマンの4人に1人が「週に1日ならしたい」と思うテレワーク。しかし、ほとんどの方は、決められた時間と場所を基本にして働いているので、「会社」がテレワークを制度として導入してくれないと、その恩恵を受けることはできません。

でも、世の中は確実に、「テレワーク導入」へと動いています。この春、政府が「テレワーク人口倍増アクションプラン」を発表しました。また、松下電器産業やサントリーなど、「全職種」に対してテレワークが可能な制度を採用しています。「政府」も「会社」も動き始めているのです。

では、「テレワーク導入」の会社にとってのメリットは何でしょうか？　わかりやすいのは、「福利厚生」と「人材確保」。特に子育て中の女性にとっては、テレワークはありがたいですよね。でも、企業としては、やっぱり大切なのは「生産性の向上」なんです。

私も経営者なのでよくわかるのですが、会社としては、個人や単一業務だけではなく、会社業務全体の効率が向上してくれないと、なかなかテレワーク導入に踏み切ることができないのです。

みなさんからの投稿を拝見していると、「企画書などのドキュメント作成なら、集中できて作業効率がよくなる」というご意見が多いです。私も、その通りだと思います。ただ、会社での仕事は資料作成だけではありません。また、上司や同僚とやりとりしながらの作業も少なくありません。

ニューヨークさんの「在宅勤務をしている同僚に連絡を取ることは困難」という経験は、まさにその一例。個人の仕事が効率よくなっても、連絡や情報共有ができなくなり、チーム業務全体の効率が低下してしまうと、会社はやっぱり困るのです。

テレワーク中もちゃんと連絡がとれて、情報も共有できる仕事環境があり、さらに、Perlaさんのおっしゃるような、「付き合い残業やダラダラ会議」が減るというメリットが生み出せるなら、これは最高ですね。

「PCとネットがあれば、テレワークOK」と思いがちですが、本当にテレワークを私たちの新しい働き方にするためには、それだけでは不十分なのです。

顔を合わせたり、資料を参照したり、スケジュールを確認したり、決済書を回したり、ほうれんそう(報告・連絡・相談)など、会社業務には、いろいろなコミュニケーションがあります。これらをすべて、(セキュリティのある)ネット上で実現できたら……。「テレワークだから、仕事が進まない」といわれることがなくなると思いませんか？　また、週1日といわず、週3日4日もテレワークできるようになるかもしれませんね。

このあたりの詳しい話は、9月27日に、日経ネットのコラム「ビジネス：ネット時評」に「テレワーク導入で、企業の生産性は向上するのか」について書いたので、興味のある方は、読んでみてください。

でも、どんなに道具はそろっても、結局それを使うのは人。管理する人、一緒に仕事をする人、一緒に生活している人が「テレワーク」に否定的な考え方を持っていると、「制度はあっても、なかなか取れない」という状態になりかねません。

明日は、テレワーカーを取り巻く人の「意識・考え方」についてお話をしたいと思います。あなたがテレワークをしたら、上司や同僚、家族はどう反応するか、想像してみてください。賛成してくれそうですか？　それとも……いろんなご意見お待ちしています。

田澤由利
ワイズスタッフ代表取締役


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