イー・ウーマン袴田　恭司さん愛犬に野菜を食べさせてますか？

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今週のテーマ

会議番号:1855

愛犬に野菜を食べさせてますか？

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【開催期間】
2006年03月27日より
2006年03月31日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

袴田恭司　JKC公認ドッグトレーナー　

1週間愛犬の食事についてお話してきましたが、皆さんからたくさんの事例をお寄せ頂き、私自身もとても勉強�……

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4日目までに届いている投稿から...

犬も食は大切 (bellereiko・東京・パートナー有・60歳)

我が家には、18歳のシェルティがいます。幼犬の時は、鶏の挽肉とサツマイモ、そこに、無着色など安全性を重視したドッグフードをふりかけ程度で一日2回、成犬になってからは、鶏の挽肉とサツマイモに、りんごの皮・ほうれん草の茎や小松菜の茎・ご飯少々（無農薬）を加えていました、老犬になってからは、味噌汁のだしに使った煮干を細かくして使っています。ここ5、6年はジャガイモも合わせて与えています。毎日快食快便で、18歳の割りには、歯も毛並みも歩行も、まだまだというところです。

噛み癖から (光里・京都・パートナー無・19歳)

噛み癖がひどかったのが野菜を与えるようになったきっかけです。当時はプラスチック製のものは、片っ端からボロボロになるまで噛んでいました。固いものを噛むのが好きなのかな、じゃあキャベツのシンなど、固い野菜をあげたらどうだろう？　と思いつきました。与えてみるととてもおいしそうに食べました。栄養もあり、噛みごたえがあるのでいいことづくしだと感じています。犬用のおやつを与えるよりも、経済的なところも利点です。

猫は草が大好物 (HITORIKOパートナー有・)

犬ではなく猫ですが、いわゆる「猫草」（麦の葉っぱ）に目がなく、毎日何度か「草ちょーだい」行動に出ます。室内飼いのせいかもしれませんが、草への執着ぶりはすさまじく、キャットフードよりも好きなのではと思うほどです。草を見せると何を置いても走ってきます。獣医さんによれば「あげなくても栄養的には問題ない」とのことですが、精神安定剤がわりと思って、猫草栽培を続けています。

無理やり食べさせているのかも？ (青い空・大阪・パートナー有・40歳)

トイプードルの1歳を飼っています。食事には今まで苦労してきました。ドッグフードを嫌いなのはわかっているので、ささみとキャベツとサツマイモを水煮したものを1/4混ぜてあげています。それでもお皿から顔も上げずにバクバク食べるのは稀です。ぺろっと食べてくれたときは、どんなにうれしいことか。おやつも控えていますが、間が空くと胃液を吐くので、お昼にクッキーを2枚あげています。食事くらい喜んで食べさせてやりたいので、毎日悩むところです。

	えっ！　野菜を？ (蘭ちゃん・奈良・パートナー無・63歳)
個人的に大変信用できるところから成犬を引き取りました。さまざまなレクチャーは受けましたが、野菜の話はまったくなかったので、「えっ！　ホント？」という感じです。草はよく散歩のときに食べていますが……。

5日目の円卓会議の議論は...

できれば安全なオーガニックを

1週間愛犬の食事についてお話してきましたが、皆さんからたくさんの事例をお寄せ頂き、私自身もとても勉強になりました。

Bellereikoさんのワンちゃんは18歳でまだまだ元気とのこと、やはり食生活にとても気遣ってあげられた結果だと思います。成長の度合いによって食事を変化させたり、本当に家族の一員として大切に育てられた幸せなワンちゃんですね。これからも元気で長生きしてもらいたいです。

光里さんは発想の転換から、いい案を思いつきましたね。犬用にできているオヤツも非常に品質に差があり実際にはあまり与えたくないものも多く実は選ぶのが難しいのです。経済的プラス体にもいい野菜なら一石二鳥ですね。

HITORIKOさんはネコのお話を寄せてくださいましたが、犬とネコとでは必要な栄養素は違いますが、同じ哺乳類ですので共通する面も多くあると思います。猫草同様に、犬に野菜も絶対にあげなくてはいけないものというわけではありませんが、おいしそうに食べているその姿は見ていて楽しいものです。

青い空さんのワンちゃんはフード嫌いのようですが、犬と生活する中で利便性から言ってもドッグフードは欠かせないという事ならば、与え続けられるようにトッピングを日替わりで変えてみたり、ドッグフードの種類を変えてみたりしながらうまく食べさせられるといいですね。もし、手作り食で栄養管理をする余裕があるのならばチャレンジするのもいいかもしれません。

もし食事をあげてもなかなか食べないというお悩みがある方がいましたら、ぜひ実戦して頂きたいことがあります。飼い主さんは心配のあまり、食べ終わるまで延々食器を置きっぱなしだったりしてしまうようですが、これは逆効果です。15分程度で食べ残すようなら食器は下げてしまってください。もらえる時に食べないと食べ損ねるという事を犬は学びますので、与えたいものをきちんと食べてもらい健康管理をするという意味からも置きエサはやめましょう。

蘭ちゃんさんは野菜を与えることが以外に感じたようですが、確かに野菜はフードと別にあげなければいけないものではありません。でもドッグフードの中にも必ず入っていますので栄養バランス的にも野菜を取り入れる必要性があると考えていいと思います。

この1週間で、思ったよりも有機野菜を使っているという意見が多く寄せられました。まだまだ一般的に求めやすいという印象ではありませんし、人間でさえもそこまでこだわるのは難しいといわれる状況の中、愛犬にも一緒にいいものを与えて健康維持や体質改善に役立っていると聞き、とてもうれしく思いました。

実際に化学肥料や農薬を数年間使わない土壌で育った野菜と、近代的な方法で育った野菜とでは栄養価が変わるほど違うものになってしまうそうです。「生きた土」から取れた野菜はミネラル分も多く含んでいますので体の調子を整えるのに最適といえます。

犬は人間の数倍ものスピードで年を取っていくことと、野生の部分が多く残っていることもあるためか、化学物質などによる悪い影響が出やすいように思います。火を通してから食べさせるということも悪影響を極力減らすという理由からでもあります。できる範囲からでかまいませんがなるべく安全な野菜を与えて、野菜トッピングが健康にプラスになるようにしてあげられたら最高だと思います。

そして最後に、この野菜トッピングをすることで犬たちが健康になることはもちろんですが、愛犬の喜ぶ姿が飼い主さんにとっての喜びにもなるような、「犬との豊かな生活」を送っていただければと思います。愛犬の様子や体調の変化を見ることで、愛犬との生活をより楽しく、そしてもっと身近に感じられるようになってくれる事を願っています。

1週間ありがとうございました。

袴田恭司
JKC公認ドッグトレーナー　


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