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今週のテーマ
会議番号:1748
学校経営の民間開放で学校教育は変わる?
投票結果
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133票
この会議への投票・投稿は
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【開催期間】
2005年11月07日より
2005年11月11日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
一色真司 代々木高校 校長
最後までたくさんのご意見ありがとうございます。学校運営の民間解放、中でも株式会社立学校と言う事に嫌悪……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
認識の甘さが目につく (mamarin)
非常に難しい問題ですね。現在総合学習の講師として公立の小学校へ教えに行っていますが、一番驚くのは先生方の態度です。校長先生からは挨拶1つありませんし、教頭先生も挨拶はするものの会釈程度。それから私がやっている間本来は授業を担当すべき担任の先生方(その分彼らのお給料は支払われているんですよね。当然ながら)も授業時間の1分の大切さや根本的な生産性(学校の場合何をどう教えるか)への認識の甘さなどが目に付きます。たとえば私が担当している授業に10分から15分遅れてくることもしばしば、私は5分経過するたびに内容を削減したり変更したりしながら待っているのですが。こういういい意味での意識の変革に繋がるのであれば民間開放に賛成です。ただしすべての学校が進学塾のようになってしまうにも反対ですので競争意識ではなく、民間の風(生産性、経営観念など)がうまく今の学校制度に働くような方法はないものでしょうか。
悪い方に変化してしまうのでは (コンフィット・京都・パートナー有・38歳)
株式会社立の学校教育には反対です。現状の学校教育に諸手を揚げて賛成するつもりはありませんが、利益を追求するべきである株式会社に一体どのような学校教育ができるのでしょうか。特に保育園、幼稚園、小学校に関してはとても疑問に思います。この年代の子ども達にはたった今は無駄に思えることでも時間をかけてしなければならないことなどたくさんあると思いますが、それを事業としてどのようにプランニングしていくのでしょうか? また、独立行政法人となった国立大学医学部など、これまでは今すぐの利益を追求しなくても良かったために研究や研鑽に費やしていた時間を、利益を得る為にかなりな部分を使わなくてはならなくなったとも聞いています。「ゆっくり腰を据えて」というご意見もありましたが株式会社立の学校が必ずしも1校とは限らず、会社内の転勤で先生が移動されるということも有るのでは? 株式会社立の学校によって既存の学校に良い変化が表れることはいいと思いますが、そのような良い影響を与えられる株式会社立の学校がどれほどあるのでしょうか。あくまでも学校教育は学校法人によって行われるもの(悪い部分は改善するべきですが)で民間開放によって学校教育・子どもたちへの影響は悪い方に変化すると考えます。
外部機関による評価体制を (ジャンゴ・東京・パートナー有・28歳)
明らかに変わってくると思います。公立校でも実験的な取り組みをしている学校はたくさんありますが、その評価はどのようにして行われるのでしょうか? 科学的に、統計的な手法を用いてきちんとした調査が行われているのでしょうか? 教育分野はある意味聖域で、効果に関しては、サービスの受け手ではなく、教職員側からのある意味文学的ともいえるような主観的で情緒的な報告が中心であったことは否めないと思います。教育のプロは組織のマネジメントのプロとは限らないと私は考えているので、マネジメント能力を育てるにはアウトソーシングも必要であり、外部機関による、教育の質や満足度に対する評価体制も必要だと思います。あとは、発達障害などの特別支援教育のノウハウ。この部分を民間から大きく影響を受けるべきではないかと思います。
子どもにあった教育方法 (みいや・香川・パートナー有・42歳)
今まで横一列教育から、その学校独自の特色が魅力になると思います。教育とはいろいろな方法があると思います。自分の子どもに合った教育方法を実践してくれる学校を選べる時代になったら、すばらしいですね。
長い目で見守って (mcqueen・東京・パートナー有・32歳)
郵政民営化の現場のように、成果主義への過剰な反応など多少の摩擦はあると思いますが、結果としては良好なものへ進むと思われます。ただ、子どもを育てるという仕事は、短期で結果を生み出すものではないので、現場に関わる方はもちろんのこと、それをサポートする方もまた、長い目で見守っていただきたいと思います。
教育費の問題も考慮して (junko1942・京都・パートナー無・44歳)
教育費の問題は考えなければならないと思いますが(機会がお金持ちかどうかで制約されることには反対です)、確実に競争原理が働くことで教育に多様性が出ると思いますから、そのあり方には賛同します。もっともっと多様化していいと思います。ただ、目指すところの根源的なところは見失わないで欲しいとは思いますが。
株式会社立以外にも方法があるのでは? (A6M2・愛知・パートナー有・49歳)
顧客(親と生徒)ニーズに敏感に反応するという意味で劇的に変わると思います。但し、株式会社である必然性はないと思います。公益法人でもLLP(有限責任事業組合)でも良いと思います。株式会社は利益の配当が前提ですから、教育、取り分け、義務教育過程については、本質的な部分で疑問があります。いずれにせよ、最大公約数的な教育プログラムしか提供できない公教育より、民営化した方が断然良いと思います。教育予算を補助金や奨学資金を中心にすれば、教育の質を高めつつ、教育の機会均等も保全できると思います。
5日目の円卓会議の議論は...
多様な学びの場をいかに提供できるか
最後までたくさんのご意見ありがとうございます。学校運営の民間解放、中でも株式会社立学校と言う事に嫌悪感を示される方もたくさんいらっしゃることも改めてわかりました。また、A6M2さんがおっしゃるように改革するのに必ずしも株式会社立でないとできないのか? という問いに対しても私もその通りだと思います。
2005年11月現在のところ日本国内に学校設置会社による学校は11社ありますが、そのうち必ずしも株式会社立にこだわったという学校は少数で、学校設置の緩やかな株式会社立を利用した学校が多いという事がいえるかもしれません。
昨日、アメリカの事例をお話ししましたが法人格がどうであるかでなく、今日のように多様化したあらゆる生徒に対応するためには、しっかりとした多様な学びの場をいかに提供できるかが大切であると思います。今日までの硬直化した学校設置基準では画一的な学校しか生まれにくい背景があり、また、既存の学校を大幅に変革すると言うことはさまざまな背景からも極めて難しいことであるといえると思います。
来春名古屋で開校するトヨタを始めとした企業が設立する学校のモデルでもあるイギリスの寄宿制学校で有名なイートン校の先生とお話しした際、「我が校はインディペンデンス・スクールである」と胸を張っておっしゃっていたことを思い出します。
元々、イギリスには学校法人だから国が補助するといった考え方はありません。法人が云々ではなく国から補助をもらって運営する学校と「インディペンデンス」=「自立する学校」に別れ、彼らは教育もお金も自立して運営する学校という意味で胸を張っていたわけです。
私立公立の関係なく、今まさに補助金があるから運営できる学校ではなく、社会から認められて運営できる学校を目指さなければならない時代になっているのではないでしょうか。この意味から言っても学校設置会社の今後の正否は学校制度全体の試金石と言ってもいいかもしれません。代々木高校も新しい時代の一翼を担っていけるよう頑張って運営していきたいと思います。今までおつきあいいただきありがとうございました。
一色真司
代々木高校 校長
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