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今週のテーマ会議番号:1748
学校経営の民間開放で学校教育は変わる?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
5位
【開催期間】
2005年11月07日より
2005年11月11日まで
円卓会議とは

一色真司
プロフィール
このテーマの議長
一色真司 代々木高校 校長
円卓会議議長一覧
今日もたくさんのご意見ありがとうございました。株式会社立学校に対する不安をもっていらっしゃる方々の率……
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3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 民営化だから良くなる? (NORRY・東京・パートナー有・33歳)
確実に変化が起こると思います。が、必ずしも良い方向に変わるとは思いません。どちらかというと最初の数年間はあまり良い方向へは進まないのではないでしょうか。「民間が介入すれば無駄がなくなる」とか「民間だから良くなる」という自民党の郵政民営化理論のような「民間経営万歳!」とうい風潮には疑問を感じます。無駄をなくしたり、現状を改革するのは民間でなくてもできることです。とはいえ、民間に開放されればより細かく分類されたオルタナティブスクールが生まれる可能性が生まれます。心や体の病気や障害で今までの学校では十分に教育が受けられなかった人たちに向けた学校も生まれるでしょう。そういう学校が増えるのを希望しつつ、「しつけ学校」などが誕生しないことを祈ります。

yes 感情的に判断されてしまい (miki0228・神奈川・パートナー有・56歳)
臨床心理士を目指している娘は、大学院の恩師のご指導で中学校に週1日インターンとして不登校の生徒の対応に通っています。母親の病気が心配で家にいたいという理由で不登校していた生徒の心がほぐれて、学校でバドミントンをしたいというので担任の賛同も得て体育館使用の許可を管理者である教頭に願い出たところ、使用の許可が降りず、悩んでいました。経緯は、教頭に申し出たとき拒否されたので、「では、カウンセラーである恩師に尋ねてみます」という言葉に立腹されたようでした。「管理は私の許可がないとダメなの!」と感情的に叫ばれたそうです。現場では教育者として不適当な人格の管理者が妥当な教育の実践を阻害している場面を聞いて愕然としました。教師である前に生徒のことを配慮できる専門的な知識と人格を備えたプロがいるのだろうか? という疑問が湧きました。民間の経営になれば、人事評価や専門知識や技術なども図ることができます。一部だとは思いますが、教師という特別な枠の中で社会を知らずこのような甘えた存在の管理者に生身の子どもたちを任せている現状では教育を本当に素晴らしいものと信じることができません。教育のプロと経営のプロのコラボレーションにより日本の教育は活性化すると思います。

yes 格差が拡大してしまうのでは? (わび助・神奈川パートナー有・)
おそらく変わると思います。賛成かどうかとは別ですが。ある県では、私立が公立よりレベルが高いとのことで、田舎のほうでは中学から受験をし、都市部に下宿する傾向にあると聞きました。これができるのは子どもの教育にお金をかけられる家庭です。その結果、公的な教育のレベルがますます低下しているようで、その影響はいろいろな歪みとなって表れてきているようでした。日本でもいろいろなところで貧富の格差が広がっていると聞きますが、学校経営の民間開放はそれを助長するのではないかと、どこか心の片隅で思います。

yes 通いたかった学校のイメージ (sa_na_e・神奈川・パートナー有・33歳)
変わって欲しいと願いを込めて Yesに1票。バラエティに富み、子どもたちが自発的に行きたいと思えるところへ行くことができるシステムができたらいいな、と思います。また、私の学生時代はアルバイトを禁止している学校が多かったと思うのですが、社会勉強や経験のためにも、アルバイト先を学校が用意するような制度があればおもしろいと思います。企業と学校が提携し、一定の期間を定め、長期休暇などに学生を受け入れるのが良いと思います。アルバイト代を稼ぐ喜びと同時に、やりたいこともきっと今よりもみつけやすくなり、進学への夢も広がると思います。これらの構想は、高校を中退した私自身が、子どもの頃にあったら通いたかった学校のイメージです。

yes 現場の教師と民間が協力して (pink coral・東京・パートナー無・21歳)
学校経営が民間開放されたら学校教育は変わると思います。しかしその開放の仕方は十分に議論され、練られたものでなければいけないと思います。もし民間にまかせ過ぎてしまったら、「学校」という特別な意味を持つ存在が、全くの薄い存在へと姿を変えてしまうのでないかと心配でなりません。確かに現在の学校教育は、何がしたいのかわからないような改革ばかりで頼りになりません。現場では先生たちがあらゆる面で苦労していると思います。なのでそういう先生たちと、その分野に専門を持つ民間が協力して教育を行っていけば、良い方向に変わっていくのはないでしょうか。

no 倒産してしまう可能性も (奥沢すずめ・東京)
株式会社立学校。本当に学生とその親たちは受け入れるでしょうか? カルチャーセンター、英語塾、予備校……。昨今、さまざまな「教室」があります。これらと「学校」との差は何でしょうか? それを考えたとき、「株式会社立学校」の限界が見えてくる気がします。「学校」は単にその年の学生を指導する以外にも、大きな役割があると思います。新設校であっても、1期生は次の年に、その伝統をつないでいくでしょう。学校とは「伝えてゆく」拠点でもあるのです。企業にも「伝統」は大切なものですが、学校のそれとは意味が違うと思います。最近、「倒産」した大学のニュースが流れていましたが、大学自体は存続するそうです。しかし、もしこれが株式会社であったら、その年で解散でしょう。そうした「可能性」を持つ学校に、学生自身、果たして、行きたいと思うだろうか。卒業生となりたいと思うだろうか。私には疑問です。そう考えると、実際問題、どれほどの学生が集められるのだろうか。それは本当に株式会社として利潤を上げられ、投資のリスクに値するのだろうか……。実際の所、新しい風を起こすまでには至らないのではないかと思います。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
新しい学校が生まれ刺激を与えながら淘汰される
今日もたくさんのご意見ありがとうございました。株式会社立学校に対する不安をもっていらっしゃる方々の率直なご意見大変勉強になります。しかし私自身すべての学校を改革しなければならないと考えている訳ではありません。

アメリカではチャータースクールという制度が浸透してきていますが、公立学校を民間に運営委託すると言った制度です。これは優れたオルタナティブスクール(私立学校)の教育を公立学校として安く受けられるようにしたものともいえます。現在、全米に拡がり昨年度で約3,000校(約3%)を数えるまでになっています。また運営自体はNPOや宗教法人、などさまざまですが株式会社が請け負っているケースも多くナスダックに上場を果たしている企業も複数あります。

しかし、チャータースクールの場合、説明責任と教育目標を明確に持って運営しており、これらに違反した場合委託の打ち切り(廃校)もあり得るわけです。すでに何校も廃校に追い込まれていますが廃校の場合、別の公立学校へ生徒を移し負債は全て請け負った団体が追うようになっているところがほとんどです。

日本の特区制度によってできた学校設置会社の学校場合も同様で、情報開示の説明責任と「セーフティーネット」と呼ばれる万が一(廃校)の時の対応を各自治体ごとに設定をしています。これらアメリカのチャータースクールが爆発的に拡がった背景には安い経費で運営してくれると言った経済的な問題ももちろんありますが、それ以上に教育の質が格段に向上したと言う点にあるのではないでしょうか。

もちろんアメリカにおいても「学校運営を民間に任せるなんて、まして株式会社に任せるなんてとんでもない」と言った意見も多数存在したのも事実です。しかし、今日チャータースクールはまだまだ増え続けていく勢いであることも事実なのです。

ビルのように今あるものを取り壊して新しいものを立て替えられればいいのかもしれませんが、学校の場合そんな簡単な問題では済まされません。新しい学校が生まれ刺激を与えながら淘汰される学校が出てくる。それが自然な流れなのではないでしょうか。

また、miki0228さんが仰っているように教育のプロと経営のプロがコラボレイトする事はもちろんのこと、もっと学校だけで完結せずにさまざまな本物とコラボレイトしていけばいいのではないかと考えており、今年、代々木高校では様々なコラボレイトに挑戦していきたいと思います。

一色真司
代々木高校 校長
一色真司


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