米国運輸省道路交通完全局ネバーマン担当官によると、「母の腕の中が安全という神話は車の中では通用しない。一番危険なのが、親の腕の中。チャイルドシートに座っていれば、事故のときに71%以上が助かる」とのこと。大人のシートベルトが、事故の時守ってくれる確率は50%とのことですから、チャイルドシートが子どもを守ってくれる確率がとても高いことがわかります。
たとえば、時速50キロで走っている時、シートベルトをしている大人が子どもを抱いていても、事故にあった場合、助手席に座っていれば子どもはフロントガラスに激突します。
時速50キロで、体重13キロの子どもを抱っこしていると、衝突時に、子どもには何と200キロの重力がかかるのです。そんな子どもを守れますか?
JAFの調べによれば、1994年の乳幼児全体のチャイルドシート着用率は7%。2001年は44.7%*。チャイルドシートの着用率は如実に上がっているようです。
*1998年以前は9歳未満の子どものデータ。1999年以降は6歳未満の子どものデータ。
1998年調査から調査規模を拡大。全都道府県で調査を行うようにした。