佐々木さんは、どうですか？

増田

例えば、人生もマラソンじゃないですか。誰もが自分という人生の長距離ランナーだと思うんですけど、佐々木さんは、今までの歩みの中で、私のように途中棄権をしたことはないですよね？

佐々木

小さいことは山ほどありますけど、増田さんのように大きなことはないかもしれない。それにすぐ忘れちゃうんですよね（笑）。

増田

それ、いいですね（笑）。

佐々木

ニュースステーションのリポーターを私は6年やっていたんですね。それで、行っていた取材先が、危険なところとか、水道がない、電気がないというところばかりだったこともあり、結婚や出産の頃から、何となくフェードアウトするように番組を辞めているんです。そこは何となく。

増田

本当はもっと続けたかったんですか。

佐々木

やっていたかったんですね。だんだん仕事のことが分かってきていたところでしたから。

増田

注目されている番組ですし、やりがいも大きいですよね。

佐々木

先程からお話を伺っていて、増田さんがどうして魅力的なのかなってずっと思っていたんですけど、それってやはり、私なんかが今伺っていて想像できるものよりも、本当はもっと痛くて苦しい思いをされていて……そういう思いをされて、そこをご自分の力で乗り越えるというか、歩んできているから……言葉が少なくて申し訳ないんですけど、本当にすばらしい、魅力なんだなと思って。

増田

ありがとうございます。ちょっと照れくさいですが（笑）。

佐々木

今、しみじみ、もっとオフレコでじっくりしゃべったら、面白い話がいろいろできるだろうなと思っていたんです。

増田

佐々木さんは、お酒は飲まれるんですか？

佐々木

あまり飲まないんですけどね。でも、飲んでいる人と同じようにしゃべります（笑）。

増田

次回は食事でもしながらお話ししたいですね。