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増田 明美さん
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親からの教えは、規則正しい生活、かもしれません
- 佐々木
先程、お父様のお話を伺ったんですけど、ご両親は、増田さんのことをどんな風に育てられたんですか。しつけとか、指導とか。
- 増田
しつけは、あまりうるさいことを言われなかったですね。いつも私、両親に相談するというよりも、結果を報告していたような気がします。例えば高校も、成田に行くとか、あと、オリンピックが終わった後にアメリカに行くとか。競技をやめた時もそうでした。
- 佐々木
小学校とか中学校の頃、ご両親が厳しく育てられたとか、運動を教えられたとかということは、特にないですか?
- 増田
うちは農家で忙しかったので、あまり、しつけらしいしつけは受けていません。しかし親が一生懸命働いている姿を見ていました。うちの母親は、早い時は5時ぐらいに朝市に行くんですね。両親が働き者だったというのはよかったかもしれないですね。少しは楽をすればいいのに、今もまだ朝市に行っているんですよ、母親は。
- 佐々木
そうですか。それはすごく重要なポイントですね、きっと。今、家庭教育と言われているわけですが、どういう教えがあったというよりも、父親も母親も早く起きて、勤勉で、きちんと働いて、という姿が教えになっている。
- 増田
今、子ども達、青少年の意欲を高めるためにいろいろ言われていますが、その基礎となるのが体力だと思います。じゃあ、体力をつけるためにどうすればいいかというと、生活習慣が出てくるんです。規則正しく起きて……。
- 佐々木
早寝、早起き、朝ごはん。
- 増田
大人だって「意欲」といっても、私、飲みすぎた次の日なんて意欲ゼロですから。やる気が出ないし、力が入らないんです。声にも体にも。
それは子どももそうだと思います。意欲っていうのは生活のリズムなんだって思います。そういえば、うちの父親は、今でも8時とか9時に寝るんですね。子どもの時からそうだったので、夜は早い。で、朝も早い。朝昼晩の食事時間も決まっているという、基本中の基本ですが、それがうちはしっかりできていたな、と思います。
- 佐々木
それは大きいですね、きっとね。それが一番の教えかもしれないですよね。
- 増田
親に感謝です。
- 佐々木
本当ですよね。やっぱり、親がだらだらしてたり、具合が悪かったり……。
- 増田
親が夜中12時とか1時に帰ってきていたら、子どもも影響されます。うちは健康的でした。それが一番の教えです(笑)。
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