ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第86回 高橋 伸子さん

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高橋 伸子さん
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取材して、インパクトのあった人は……
- 佐々木
その取材の中で、出会いがあるんですね。
- 高橋
はい。先ほどの話に戻りますが、「金利が低下していく中で、投資を家庭の中に品良く組み込みたい」、つまり投機ではなく投資を家計の資産運用の一つに位置づけたいと思ったので、邱永漢さんに取材に伺ったんです。話が長くてごめんなさいね(笑)、確か1985年。
- 佐々木
すごくまた懐かしい方ですね。
- 高橋
そう。「お金持ちの神様」とか「金もうけの神様」と言われた人で、彼がまさに日本に投資というものを根付かせた第一人者のはずです、私の記憶では。
個人投資家としての投資のモデルを見せてくださった方です。海外では優良株、いわゆるブルーチップをお金持ちの老婦人が持って配当で暮らしていると本や雑誌に書かれていた。それで、「お会いしたい」と思ったんですね(笑)。
それで、渋谷の邱永漢さんの事務所に行ったらば、そこでまた「すみません、転換社債や投資信託は試してみたんですけど、株式投資はまだです。邱先生のご本を読むと、株式投資が一番勉強のしがいがあって、いいと思いました。どこから勉強したらよろしいでしょうか」ってお願いしたら、老眼鏡をかけて、日経新聞を開いて、手取り足取り、といった感じで教えてくださったんです。
- 佐々木
うらやましい。どういう風に教えてくださったんですか?
9/28
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