ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第82回 丹下 一さん

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丹下 一さん
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どんどん出して、新しいモノを取り入れる
- 佐々木
基礎体力だけ、最後に伺わなくっちゃ。基礎、毎日の、俳優として演出家として、あるいは丹下一としての体作りのこと。なにか、毎日腹筋したり、走るとかって、ありますか。
- 丹下
走るとか、それは……。
- 佐々木
犬の散歩はしてるでしょう(笑)?
- 丹下
犬の散歩はしていますけれども(笑)。それは、ちょっとこの頃さぼって、良くないです。その辺は大きいことは言えないんですけれども、前は、朝と晩、必ずヨガをやっていました。30分ぐらいずつかな。ヨガも、ただクネクネするんじゃなくて、結構、腹筋背筋を使うやつがいっぱいあるんです。
- 佐々木
つまり、呼吸法ってことですね?
- 丹下
はい。呼吸を深めていくことで、自分の丹田をギューッと締めると、腹筋背筋を刺激して体が締まるぞ、と。
- 佐々木
それは私がやらなくちゃいけない。腹筋背筋を締める(笑)。
- 丹下
腹筋背筋(笑)。「はい、締めて!」って(笑)。そうすると、余計なものもどんどん出て行きますからね。汗だけじゃなくて、もう、排泄物も全部出て行って、やっぱり出さないと入ってこないんですよね。
- 佐々木
そうですね。この前の国際女性ビジネス会議でのアンチエイジングでの話ですね。
- 丹下
そう。とにかく出す。忘れる。そういう意味では、もう、どんどん、「本当に大事なことを覚えておこう」なんて無理して覚えないで、本当に大事なものは体の中にちゃんと残っていて、なんか、ポッと出てくるんですよね。だから、どんどん出して、新しい本も読む。新聞もいつも読む。そういう感じですかね。
- 佐々木
わかりました。ありがとうございました。では、ぜひまた新しい講座で、お会いしましょう。
対談を終えて
サーベイキャスターとしてテーマを決めるとき、丹下さんはよく、イー・ウーマンのオフィスまでやってきて、1時間以上テーマについて討論していました。舞台俳優という職業は、自分をさらけ出して、全ての自分を出して、観客と向かい合うことなのだろうと思います。何にでも熱心に取り組み、相手に対して心を開いて関わることが、丹下さんの基本姿勢。それが改めて感じられる対談でした。……本当は、彼の声をお伝えしたい。ぜひ、イー・ウーマンユニバーシティで多くの方に、丹下さんに会っていただきたいなと思いました。
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