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菅家ゆかりさん
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レッスン1:口角を上げる
- 菅家
体を鍛えるときも、どの筋肉を動かすとどういう効果があるっていうのを意識することで、その筋肉へ脳からサインもでるので、効果が上がるって言われていますよね。ですから、わたしがイー・ウーマンユニバーシティでお教えするときも、まず、皆さんにこういうチャートを見ていただいて、顔っていろんな筋肉があるんだな、って分かっていただくことからはじめています。
例えばすごくすてきな笑顔を作る筋肉に、口角挙筋があります。口角を上げると、明るい印象を与えるんですけれども、それを、「口の両端についているこういう筋肉」って説明してから動かすと、皆さん、「ああ、こういう筋肉なんですね」って理解が早い。
だれもが、「ああいう笑顔はいい」って分かるんだけど、自分が実際にやってみると、全然できない、という人、多いんです。何をどう動かすのかを理解してやってみてもらう、ということです。
- 佐々木
ただ動かせばいいってものではないわけですね。
- 菅家
口に力が入り過ぎてしまって、まったく反対の筋肉を使っている場合って結構あるんですね。だから、この筋肉を上げるんだから、そのためには、ただ唇に力を入れても上がらないんで、頬を動かしましょうって。
- 佐々木
頬から引っ張るってことね?
- 菅家
そうです。上に引き上げる感じです。こういう風に、頬を上げるんです。ちょっとずつ、「動かなくてもいいけれども、これを動かさないと基本的にいい表情にはつながらないので、少しずつ硬くなったものを解きほぐすように動かしてみてください」っていうトレーニングを少しずつやってもらうんです。
- 佐々木
体のストレッチと同じで、結局、「体が曲がらない」って言っていても、毎日毎日少しずつやっていると、半年後には体が柔らかく曲がるようになるとか、そういうのと一緒で、頬の筋肉を自分で毎日トレーニングして、動くようにしてあげるっていうことですね。
- 菅家
柔軟体操だったら小さい頃から何かやっているのを見たり、自分でもしていますよね。でも、顔の筋肉って、普通の生活では教えられることはないですから。なので、できないのは当然なんです。できるためには、頬をまず上げるっていうことが、自分ではできないときは、どのぐらい上がるか、ちょっと指を使って、ここにちょっと添えて上に持ち上げると、頬っぺって結構、上に動きますよね。だから、この分だけ動く幅があるということですよね。だから、これを自分の筋力で持ち上げるっていう理論なんです。
- 佐々木
そうか。分かりやすいですね。
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