ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第79回 澤田 貴司さん

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澤田 貴司さん
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テレビドラマで感動して、商社に
- 佐々木
お忙しい中、今日はありがとうございます。澤田さんは、どのお仕事にもドラマがありそうですから、どこからお話を伺ったらいいかなって思うのですが。有名な「ユニクロの副社長」のちょっと前の伊藤忠商事のところから伺ってもいいですか。なぜ商社に入ったか。
- 澤田
単純でね、1980年の年末に「ザ・商社」ってNHKの番組があったんですよ。山崎努が主演で、夏目雅子ちゃんがヒロインで、伊藤忠商事が安宅産業を買収するっていう番組だったんですよ。それで、それが数回に分けて、すごく大きなドラマで。NHK、たまに気合を入れてドラマをやるじゃないですか。あれだったわけ。もう、感動しちゃったの。「格好いい!」と。「山崎、格好いい!」単純。「夏目、きれいだ!」って。それで商社。
- 佐々木
(笑)「商社には、あんな人がいるんだ」って思っちゃったわけですね?
- 澤田
そう、いるんだ、って。「商社の仕事って格好いい」って。で、その時に先輩が行っている会社ってどこかなと思ったら、伊藤忠商事に一番いっぱいいて、俺の成績じゃコネしかないと。実力では絶対行けないと思ったから、コネを使いまくって、もう裏口入社。
- 佐々木
裏口入社(笑)。
- 澤田
本当に。先輩がいなかったら絶対に入れなかった成績だったから。非常に、いたって単純。ドラマに感動した。で、先輩がいた、っていう。
- 佐々木
1980年にドラマを見た時が、ちょうど大学3年生?
- 澤田
4年生。当時は、青田買いっていうのはしてはいけないんで、10月1日に並ばなきゃいけなかったの。だから並んで。
- 佐々木
あの、青山のビルに、スーツ着て?
- 澤田
そう、就職活動はスーツじゃなくて、学ラン。
- 佐々木
学ランですか(笑)? 上智大学に学ランってないですよね?
- 澤田
ううん、僕、持ってたの、学ラン。で、学ラン着ていった。
- 佐々木
それはまた、全然商社のイメージと違うでしょ? そんな服、着ていく人はあんまりいないんじゃないですか?
- 澤田
いる、いる。体育会の連中は結構着てた。もう、とにかく目立ってやろうと思って。
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