ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第75回 津山 直子さん

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日本国際ボランティアセンター(JVC)南アフリカ現地代表
津山 直子さん
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子どもたちは小1から、3つの言語を使っています
- 佐々木
お子さんもいらっしゃるんでしたよね?
- 津山
ええ、2人。95年に生まれた子が、今5年生の女の子で。下は、2年生の男の子です。
- 佐々木
ああ、じゃあ、ほとんどうちと一緒なんですね。南アフリカの学校の様子、教えていただけますか。
- 津山
はい。アパルトヘイト時代は、人種ごとに学校が決められていたんですが、今は、いろんな人種の子が勉強していて、うちの子どもの学校を見ても、白人、黒人、それ以外の子ども、というのはインド系の子とか、うちの子どもみたいに混血の子とかですが、それぞれ3分の1ずつぐらいですね。いろいろな人種がいて違っていることが当然なので、日本の教育とは、ある意味で対照的な部分もあるかと思うんですけれども、そういったなかで子どもたちは、のびのびと学校に行っています。言葉は、英語が主に使われるんですけれども……。
- 佐々木
主にということは、他に……アフリカーンス語でしたっけ?
- 津山
そうですね。ズールー語とかアフリカーンス語を、1年生から勉強するので、最初から3つも言葉を使っています。
- 佐々木
そうなんですか! 1年生から。私、中教審の委員をやっているんですけど、「5年生から英語をやると、母国語ができなくなる」っていう論争が、日本ではあるけど……1年生から3つも! じゃあ、お子さんは、家では何語をしゃべってるんですか? 英語?
- 津山
いろんな言葉を子どもたちには話してほしいなと思っているんです。なので、私はできるだけ日本語を話すようにしていて、私と夫は主に英語で。それから、一番たくさんの人たちが話しているズールー語と、あと、ソト語っていう言葉を話しています。
- 佐々木
じゃあ、お子さんは、英語とズールー語とソト語と日本語ができる?
- 津山
はい。
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