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中西 弘子さん
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門限6時! の大学時代
- 佐々木
中西さんご自身は、どんなご家庭で育ったのですか。
- 中西
関西生まれで、父は、とっても厳しい人でした。たとえば、私が大学に入りましてね、お化粧、始めますよね。父は、口紅の色から、それこそマニキュアの色から、もう、ものすごくうるさくてですね。
- 佐々木
お父様が?
- 中西
はい、母じゃないですよ。しかも、門限があるんですね。6時なんです。ですから夕方6時以降に帰ったりすると、もう本当に怖くて。
- 佐々木
6時は厳しいですね。学校の授業が終わったら、駆けて帰ってこなくちゃいけないっていうくらい早いでしょう。それが大学卒業するまで続いたんですか?
- 中西
結構、続きましたね。もうそれこそ、結婚してですね、やっと、なんだか父から解放されたというか、変な気分でした。もう私は規制されなくてもいいのかしら、みたいな感じがするくらい、うるさかったです。
- 佐々木
じゃ、よく、結婚を許してくれましたね。おいくつで結婚されたんですか?
- 中西
23歳です。
- 佐々木
じゃ、もしかすると、早く、お父様から逃げようと、結婚されたりして(笑)。口紅の色まで厳しいお父様だったら、ご主人の選択にも相当うるさかったんじゃないですか?
- 中西
まあ、それは、ね(笑)。もう忘れましたけれども、ただ、共学だったものですから、男の子から電話がかかってきたら、「誰だ?」としつこく詮索されましたね。で、「同窓会って言ったら大丈夫」ってことになったらしくって、誰から掛かってきても同窓会っていう時期があったり(笑)。
- 佐々木
じゃ、ものすごい頻度で同窓会が開催されていたんですね(笑)。
- 中西
「怖くてかけられない」とかいう噂が立つほど、うるさかったです。
- 佐々木
その難関をくぐり抜けた、ご主人なんですね。
- 中西
そうですね。でも、母は、もう本当に理解がある優しい母ですよ。
- 佐々木
そういう厳しい中で育った娘が、まさか会社の社長になるとは、ご両親は思っていなかったんじゃないですか。
- 中西
思わなかったと思います。
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