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中西 弘子さん
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自分たちで考えていることを、きちんと実行する
- 中西
苦しい時期があったわけです。ですから、小売だけではなくて、幼稚園・保育園とか、卸しですとかでバランスをとりながらやってきたので、なんとか会社が続いてきたんじゃないかと。
それを私が引っ張って動いているものですから、他の社員や役員は文句が言えないというところが、なんとか続いてきたっていうところなんです。
- 佐々木
素晴らしいじゃないですか。でもやっぱり、苦しいときには、もうちょっと拡大したらいいんじゃないかな、フランチャイズにしたらいいんじゃないかな、なんていう声もきっとどこかでは出たり消えたり……。
- 中西
ありましたね。
- 佐々木
それはどうして最後まで、やらないでいようって思い続けられたんですか?
- 中西
我々が、自分たちで考えていることを、きちんと実行するっていうことを考えれば、なかなか人様にやっていただくというのは難しいという。何か所かは、やっぱり、やったり潰したりっていうことはあるんです。でも、なかなかうまくいかないということがありまして、できるだけ直営でということでやってきたんですね。
- 佐々木
でも、その考えがうまく時代に合ってきて、いい成果を生んできたわけですよね。
- 中西
特に3、4歳くらいまでの幼児は、できるだけ多く、体験のある生活をさせるということがとても重要なんだというコンセプトを持ち続けて、そのことを実証してきました。
その大切さが少しずつ、少しずつ、世の中に理解されてきたように思います。いろんな紆余曲折が実はあったんだけど、かたくなに自分たちで守り抜いて二十何年間やってきました。能が無かったのかもしれませんですけど。
- 佐々木
そんなことないです。
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