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中西 弘子さん
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本物を。オリジナルのデザインのモノを。
- 佐々木
さきほど、海外に出かけて商品を選ばれるとおっしゃっていたのですが、商品を選ばれる時に、中西さんの選ぶポイントって、何なんでしょうか? 会社を13年前に引き継がれた頃っていうのは、日本市場にこういうものがほとんどまだなかったこともあり、ヨーロッパでご覧になるものすべてが目新しくって、きっとワクワクしたと思うんですが、最近は幸か不幸か、いっぱいよい商品が出てますよね。ですから、買い付けもだんだん難しくなるのかな、と想像するのですが、どんな観点で選ばれるのでしょう。
- 中西
観点はね、昔とあまり変わらないです。
- 佐々木
変わらない?
- 中西
できるだけ多様な体験ができるということが、ひとつ、キーポイントだと思うんですね。それからもちろん、安全であったり、デザインが優れているとか、色とか形もいいとかっていう観点は本当に必要なんですけど。
できるだけ、子どもたちの成長について「考えられた本物」を、コンセプトをきちっと持っているというものを選びますね。
今は、いっぱい似たような商品が出てきていますので、たとえば丸を三角にしたりして、隣に並べたら本当に同じかと思うような物がいっぱいあるんですけど。コンセプトそのものがしっかりしていて、子どもにとって、どういうふうに重要なんだっていうことを、しっかり考えられている商品かどうか、ということを作り手から聞き出します。
- 佐々木
ちょっと可愛いとかいうだけでなく、作った人のお話をいろいろ聞かれてから、買われるということですね?
11/20
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