ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第71回 柴田 励司さん

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マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング株式会社 代表取締役社長、組織人事コンサルティング部門 アジアパシフィック上級副社長
柴田 励司さん
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人事コンサルティングのプロフェッショナルへ
- 柴田
ええ、それで、人事制度改革をやり過ぎてしまいまして、当時30歳くらいだったんですけれども、管理職全員の給与を知っていましたし、評価も知っていましたし……なんていうふうになると、皆さんが私を使いたがらなくなってくるわけですよ。
- 佐々木
それはそうですよねえ(笑)。
- 柴田
で、すごく暇になっちゃったんですよ。で、当時、中小企業診断士っていう資格を別途に取っていたので、そっちの依頼はあったんです。公的診断だとか。で、そういうのをやって。で、籍を置きながらそういうことをやっているのは不健全だな、と。
- 佐々木
そうですね。それこそ社則の兼業禁止とかにきっと反してますよね(笑)。
- 柴田
そのとおりです(笑)。まあ、お休みを取ってやっていたんですけど、これは不健全だということで……それが辞めるきっかけですね。あと、もうひとつは、一緒にやってきた人事部長が転出してというか、昇進して、別の方が来られて、その方が非常にコンサバな方で。改革の一環で「飛び級制度」というのを作りました。「向こう2年間、最高の成績だった人が飛び級できますよ」と。
で、私ともう1人が対象になったんですけど、その新しく来た方が、「これは過去に例があるのか?」と。当然、ないですよ。で、「ありません」と言いましたら、「じゃあ、やめとこうか」と。で、「新しいのを作って、前例を聞くようなところにいたら、これはもうあかん」と思って、背中を押されるように「辞めます」と。ただ、まあ、今でも良い関係をホテルとは持っていますし、そういう意味では、卒業したという感じですかね。
- 佐々木
で、その後、マーサーに入ったのですね。
- 柴田
そうです。
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