ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第7回 西岡 郁夫さん

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モバイル・インターネットキャピタル株式会社 代表取締役社長
西岡 郁夫さん
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笑いをとるスピーチのテクニック
- 佐々木
話をガラッと換えて、国際スピーチでうまく笑いを取る方法などについても聞きたいんですけど(笑)。
- 西岡
僕の英語っていうのはね、すごく大阪弁英語なの。「西岡さんの英語は大阪弁やね」って誰かが僕に言ったんだけど。
- 佐々木
西岡さんが英語でお話しになっているのって、そういえば、聞いたことないんですけどね。
- 西岡
聞いたことがないでしょ。
あれね、僕の最近やる講演スタイルはね、去年ニューヨークでやったんだけど、ワイヤレスのハンディマイクを用意してもらって、壇上から会場に降りて行くわけです。それで、こっちからいっぱい質問するんです。そしたらアメリカ人、ろくな答えしなくって。
- 佐々木
(笑)
- 西岡
「なんだそんなことしか思いつかないの?」って言って、競争優位に自分を置くわけ。もちろん英語では負けますよ。向こうはネイティブなんだから。だけど、スピーチしている内容についてはこっちが上なわけだから、マイクを突き付けて質問をバンバンやる。これいいですよ。
- 佐々木
なるほど。そういった西岡節を、わたしも見習いたいと思います。
まだまだお話を伺いたいのですが、続きは、また「サーベイキャスター」でご登場いただいたり、ユニバーシティでお話を伺ったり、とさまざまな形でお教えいただけたらと、思います。
今日は、いろいろなお話を聞かせていただけて、非常に楽しかったです。本当にありがとうございました。
対談を終えて
西岡さんは、工学博士だからか、とにかくテンポがよく無駄のないお話をされる。「ぜい肉がなく具体的な結果を出す会話」をされるという意味では、西岡さんほど楽しくて同時に緊張する方はいない。わたしたちのオフィスにいらして、各スタッフの机の上の整頓チェックをされるところからも緊張が走る。日本の経済界に大切な、論理性と実践力を兼ね備えた方だと、尊敬している。囲碁を始められて間もなく、段を取られたというスピードの速さと集中した勉強方法も感銘を受けた。わたしの書いた未熟な文庫本『自分が輝く7つの発想』の最後に適切な「解説」を書いてくださったことも、感謝している。これからも、西岡さんに置いていかれないように切磋琢磨したいと思う。どうぞ末永くご指導ください。(佐々木かをり)
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