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服部 幸應さん
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骨密度を高くするために
- 服部
さらに、7歳から14歳っていうのは、一番背が伸びるときなんです、骨が。それこそ、3か月4か月の間で5センチくらい伸びちゃうんです。
- 佐々木
そうですね。11歳の娘の伸び方は驚きます。
- 服部
そうでしょう。それで、骨密度のピークが20歳なんです。だから、生まれたときから20歳までの間、親として、子供の食生活の面倒を見るべきなんです。
ところが、親御さんがめちゃくちゃな人が多い。だから親だけではダメなんで、小学校中学校にはバシッ、と義務教育の指導要領の中にきちっと入れてくれ、と。それに、できたら幼稚園・保育園の中も、親御さんと先生方との間に信頼関係を作って、きちっとやってほしい。
20歳までに骨密度をきちっと高めるということはどういうことかというと、それまでにバランスいい、本当にいいものを、選食して食べていれば、太くて重くて密度のある骨ができあがっているんです。
- 佐々木
はい。
- 服部
ところがね、ぼくは赤ちゃんからお年寄りまで解剖をしたんですけれど、骨密度が一番ピークにきている20歳前後の人たちで、70代80代の骨をしている人が増えてきた。もう軽石みたいな状態。
子供のときからのバランスの悪い食生活や、ダイエットをさせているということがわかる。だから最近、小学生や中学生の骨折が多いんですね。バランスの悪い食生活をさせている。これは親が面倒見なければだめですよ。親がダイエットしちゃってますから。
- 佐々木
骨密度を高めるというと、カルシウムをとったり、牛乳ばかり飲ませたりと考えてしまうんですけれど、そうではないということですね。
- 服部
そうなんです、違うんです。食事全体のバランスなんです。
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