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アシハラヒロコさん
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カーテンとものの色はピタっと通す
- 佐々木
色はどうですか。家族があったかくなる色とかって、やっぱり意識されますか。
- アシハラ
基本的にそういうことをいうとカラーアナリストが出てきちゃうのかもしれないけれども、暖色系っていうのはやっぱり気持ちが高揚するし、寒色系っていうのはカームダウンするし。
この混沌としたカオスの世の中で必死に働いて、家に帰ってきて、まずカームダウンをする、というのはあるでしょうね。家とは自分を守る最初の核ですから。でも、色は全体感の中の大事な要素だけども、メインではない。それよりは、ここにこの色を使うんであるならば、カーテンとかいろんな物の色をピシッと通す、みたいなことをやります。
- 佐々木
色を通す、というのは大賛成です。シンプルになることで、統一感がでて、安心の基礎が出来ますものね。
- アシハラ
そう。だから、例えばイタリアに家具を頼むのでも、フランスの生地を張らせて、同じ生地を日本に取って、日本で作る家具は日本のマエストロに作ってもらって、そういうもの全部が破綻のないような世界にする、というのはいつも。
- 佐々木
伺っていると、生活レベルが違うのは分かりましたが、ひとつの物件は、だいたい何億ぐらいの戸建が多いんですか?
- アシハラ
えーとですね。私のデザインは細かく作り込み、材料にこだわり、ということに価値を見出してくださるところによることが多いので、1億以下ではできないかなあ。
14/24
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