ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第63回 池上 彰さん

63 |
池上 彰さん
|
|
|
フリーランスのこれからは、「現代史」
- 佐々木
最後に、今後のことをお聞きしたいのですが。フリーランスでのお仕事、となるわけですが、意外とニュース業界には、説明できる専門家がいなかったりしますよね。
- 池上
はい。ということで、ニッチ産業を見つけ出すというか、やっぱり基本的にニュースを解説する仕事をやっていきたいと思っています。ただ、ニュースをわかるためにはそのちょっと前の現代史を知るとずいぶん違うんだよっていうことを、やっていきたいなと。
- 佐々木
そういう立ち位置なんですね。現代史。学校でも、縄文、弥生から始まりますが、歴史学習が今日のニュースにつながらないまま途切れてしまうから、一番重要な現代史、本当に必要ですよね。今のニーズもありますよね。私も『そうだったのか! 現代史』、持っています。
- 池上
間もなく10月に『そうだったのか! アメリカ』という本が出ます。
- 佐々木
楽しみです。全シリーズでそろえて、勉強するといいですね。
- 池上
はい。『そうだったのか! アメリカ』を読むと、今のあのアメリカがいろんなことをやっている理由が何となく見えてきます。あるいは、子ども向けの憲法の本も間もなく出すんですけど、憲法9条と自衛隊の関係ってこれまでのいわゆる論争を知るととても面白いんですね。なぜ自衛隊がこんなふうになっちゃったのか、軍隊なのかどうなのかっていう論争を読むととても面白いですよ。
27/29
|
 |

|
|