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61
学校心理学者
アン・オレアリーさん

全人口の10〜15%は特殊教育が必要

佐々木

驚きなのは、アメリカで、そういった子どもたちを見つけなくてはならないという法律がある、ということです。

オレアリー

スクリーニングはしなくてはならないんです。でも正式なプログラムがないところもあります。学区によって、財政的な余裕があるかないかで、専門スタッフを雇う余裕があるかで、違ってきます。

佐々木

飛び級についてですが……。

オレアリー

学年そのものを飛ぶということはめったにないのですが、たとえば3年生に教師が10人いたとすると、その内の3人が特別な才能のある生徒を見るんです。各クラス5人ずつくらい選んで、小さなグループを作って教えます。担任は、自分のクラスに3年の算数と4年の算数をやっている子どもがいることを知っている、ということです。

佐々木

全生徒のうち、こうした特別な才能のある子どもたちというのは何パーセントくらいでしょうか。1学年が200人くらいですよね。

オレアリー

そうですね、チャレンジ、リーディング、算数のすべてとなると、あまり多くないと思います。息子の学年の場合で、3つとも、という子どもが12人くらいでしょうか。たいていの子どもたちはチャレンジだけに参加します。頭脳明晰ですが、何らかの理由で、算数とリーディングについては特に優れていないということです。少人数のグループに分けるので、先生も教えやすいのです。

佐々木

そういった特別の教育を受けた子どもたちの大学の進学状況など、追跡調査はされているのでしょうか?

オレアリー

いい質問です。去年から、このプログラムで何を学んだかとか、どこが良かったかといった追跡調査を行うようになったのです。評判もいろいろですし、回答もさまざまですが、とても優秀な成績を上げて、その後はインターナショナルなプログラムに参加したり、大学で単位を取ったりといった成果がでてきているようです。

これまで経験のないことだったので、システムをスタートするまではどうなるかわかりませんでしたが、特殊学級に財源を割いてもらえたことは大変良かったと思っています。全人口の10〜15%は特殊教育が必要な生徒なわけで、それは大変なエネルギーになります。

幼稚園から5年生までのチャレンジクラスと呼ばれ、中学はエクスプロアー(探求)クラスと呼ばれます。高校になると、どちらかというとサポートグループのようなもので、週に1回集まって、子どもたちの情緒面でのサポートもしならが、将来目標などについて話し合います。中学では、あまり真面目だとかっこわるいといった感じがあっても、高校生になってから戻ってきたりしているようですよ。

佐々木

理想的なシステムですね。

オレアリー

パーフェクトではありませんけれど(笑)。

佐々木

本当にありがとうございました。私たちの日常生活では知ることのないアメリカの教育への取り組みを知ることができたので、読んだ方からは大変な反響があると思います。また、教えてください。

対談を終えて

彼女の働くニューヨーク州の公立小学校に入ってみると、幼稚園から小学校2年生まで、1クラス17〜18人。その3学年の生徒たちのために、実に多様な専門家が教師陣として、子どもたちの人生の基礎づくりの仕事をしていました。アンの私生活を見てみても、4人の子どもを育てながら、夫婦共に学校心理学者として、実にさわやかに生活をしています。日本の小学校教育、どうしていったらいいのだろう。そんな課題が私の中でより大きく広がりました。

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