ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第58回 パク・ジョアン・スックチャさん

58 |
パク・ジョアン・スックチャさん
|
|
|
自分自身、両立が大変だった
- パク
海外では、仕事と家庭の両立で、日本のように大きな問題が見受けられなかった。アジアの場合はメイドが安くて、欧米のようにメイドが高いところは夫とかなり協力している。
私は、「夫かメイド」がいない限りは両立が非常に難しいと思う。また、なんで海外では夫と一緒にバランスが取れるのかっていうと、男性でも時間的に両立できるような働き方をしているからです。
- 佐々木
パクさんが「会社を辞めてコンサルしなくてはならない」と思ったその最後のきっかけっていうのは何だったんですか?
- パク
私自身がワーキングマザーで両立が大変だったんですよ。他の人たちはどうしてるんだって思った時に、海外では子どもができて辞める人なんていないんですね。子どもができても、辞める方が珍しいぐらいだったわけですよね。日本だけがバタバタ辞めていって。何が違うかっていうところで、一度本を書きたくて。
いろんな人に聞いていくうちに、日本がどれだけ男性が家庭責任を果たせない国っていうことがわかってきた。なぜ果たせないかっていうと、働き方っていうところに……。
男性も企業も、それで得しているかっていったらそうじゃない。男性自身だって長時間労働で、いつも疲れている。仕事以外にやることも思いつかないで、夢を持っていない。
13/19
|
 |

|
|