ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第55回 山川 隆さん

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山川 隆さん
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競合ドコモAOL社長へ
- 佐々木
自分でおつくりになったニフティをやめられて、AOLに移られたと知ったときは本当に驚きました。確か、偶然クリスマスパーティでお会いしたときに、おっしゃっていたんですよね。
- 山川
そうでしたね。
- 佐々木
ばったりお会いしてお話をうかがったときに、えーって、本当に驚いたんですけれど、あれはどういう心の動きというか、決心があったんですか?
- 山川
ニフティであそこまでやりましたけれど、なんというか、形が完成したというか、ある形が出来上がってしまったというような気分がしていたんです。そのころ、ドコモがAOLに出資し、色々苦労もあり、ちょっとそっちを手伝ってほしいと言われて、動くことにしたんです。
- 佐々木
いや、そんなに簡単なことはないですよね。やっぱり、ニフティを作ってきた方ですし、常務でいらっしゃった。実際、国際女性ビジネス会議でも、いつも壇上で、ニフティ幹部としてお話されていましたし。それが、ドコモAOLって、もろに競合です。
こういった話は、お話する手順とか、どのへんに仁義を切られたり、どういう手順で決心してから誰に言ったとか、何か……
- 山川
はい、ちゃんと準備をして、手順を追ってやりましたけれど、やっぱり結構波紋は大きかったですよね。自分でも波紋が大きいだろうなと思っていましたし、日本というカルチャーの中で受け入れてもらえるのかという心配もありました。
でも、AOLは日本ではまだ苦闘中で、何かチャレンジしがいのあることができるかもしれないと。
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