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特定非営利活動法人スペシャルオリンピックス日本 理事長
細川佳代子さん
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知的障害のある人たちの意味、この世に生まれてくる意味
- 佐々木
それをスペシャルオリンピックスで実現させる。
- 細川
そう。このスペシャルオリンピックスの活動をした人たちがみんなそうなっていくというのは、すごいことだと思うのね。それほどやはり、知的障害のある人たちの意味、この世に生まれてくる意味というものを、私たちは謙虚に受け止めなくちゃいけない、と。
人口の2%の割合で生まれてくる知的障害のある人が、やっぱり私たちの偏った価値観を変えて、本当に多様性を受け入れる。全ての人が生き生きと社会の中で生かされていくこと。自分の可能性に挑戦するチャンスが与えられる社会を創造すること。違いを認め、受け入れることが当たり前の社会。みんなが受け入れて、本当にみんなが喜んで、助け合っていく。
日本の社会を変えるには、私はスペシャルオリンピックスという運動は最高だと思っているの。
- 佐々木
具体的には、どんな風にしていきたいですか。
- 細川
やっぱり教育なのよ、小さいときからの。この世界大会の遺産を残して、ある程度スペシャルオリンピックスというのを見たり聞いたり、言葉をちょっと知ってもらえた今、何をしようか、と言うと、今年の目標は、学校にスペシャルオリンピックス運動を持ち込んでいきたい。教育プログラムに、スペシャルオリンピックスの活動を入れる。
- 佐々木
本当にそうですね。そうして欲しいと思います。
20/27
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