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銭谷美幸さん
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女性活用の進展が、日本を変える原動力になる
- 銭谷
まだまだ残念な事に女性管理職はごくわずかです。しかしおかげさまで最近は、銀行の多くのトップが女性の活用について前向きの発言をするようになりました。
銀行でも証券会社にも、昔から女性がたくさんいたのになかなかうまい活用をしなかったのですが、最近は女性の商品開発チームを作ったりとか。いろんな取り組みをはじめて成果が上がっている話も聞きます。
日本の特徴ですが、どこかが始めて評判がよければ、自分のところもやらなくちゃいけないとはじめることが多いです。ですから最近は、金融業界全体に動きが出て来ているという感じはありますよね。
女性活用をしてないと、その会社自身に対する評判に影響するという風潮に今変わってきていますよね。CSRは今まで環境問題に焦点があてられていましたが、CSRの次のポイントはダイバーシティなんですよね。すなわち人材面での多様化。その結果、企業の業績も向上する。
- 佐々木
そのとおり。女性の活用は重要なポイントです。
- 銭谷
企業業績を上げるためにも、いやがおうにも女性を活用しなくちゃいけないと。しかもいろんな製品や金融商品も含めて、購買力を握っている女性がキーポイントである事が判明してきましたから。いい流れになってきているかなと思いますね。
- 佐々木
イー・ウーマンを選んでいただいて光栄なんですけれども、スマート・コンシューマの集まりイー・ウーマンを選んでいただいた理由とか一緒にやっていきたいこととか…。
- 銭谷
やっぱり、本当にイー・ウーマンさんの場合は能力も感性も高い人がみなさん集まっていますよね。ですから、そういう人に当行の存在を分かってほしいと思います。本当にスキルが高く、活躍しなくちゃいけない人達だと思います。日本だけでなく海外でも活躍できる人たちだと思うんですよ。ですから、そういう人に、まず当行を知っていてほしいし、まず分かってもらうということが、大きく日本を変える一つの原動力になるのでないかと思っています。
- 佐々木
ありがとうございました。一緒に、動かしていきたいと思います。
対談を終えて
笑顔で颯爽と現れて、早口といわれることもある私より数段速いスピードで話を 始める銭谷さん。銀行業界を変えたい、ということからまっすぐに邁進されてい ることが伝わってきます。その風をきるようなスピード感が、とっても心地いい。 ご一緒する時間は、いつも、そう思います。でも伺ってみると、専業主婦をされ た4年間があるなど。これからの働く女性像をリードするような銭谷さんをさま ざまな角度から知っていただけたらと思います。山口県の銀行が、女性を活用し て経済界に風を送る。イー・ウーマンが注目したい動きです。
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