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アナウンサー・ビジネスコミュニケーショントレーナー
山口容子さん
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渋谷にあった「アナウンス学園」
- 佐々木
すると、中学・高校はアナウンサー志望だということを隠しながら過ごしていた、ということですが、ひそかにアナウンスの練習はしてたの? 声はもともと良かった?
- 山口
大学2年の時にね、たまたま渋谷に「アナウンス学園」という、アナウンススクールがあることを知って。
- 佐々木
公園通りの?
- 山口
よくご存じ! 行ったの?
- 佐々木
行きたいと思ったことはあったんですよ。通訳仲間が、通訳者はきちんと話せなくてはならないから自分は通った、と言っているのを聞いて。
- 山口
そうなんだ。今回、イー・ウーマンでサーベイキャスターをやらせていただいた時に、「アナウンサーにはならなかったけれど、アナウンスの学校に行ったことが、就職してからとても役に立った」という投稿があってね、「そうそう、役に立つわよねえ」って。
- 佐々木
本当にそうですね。わたしは、恵比寿の「アナウンサーアカデミー」に10時間だけ。『ニュースステーション』のリポーターに採用された時に、局からの指定で訓練を受けました。といっても、なにもわからないうちに終わった10時間でしたが。
- 山口
あそこは老舗よね。「アナウンス学園」は、学園長が高橋圭三さんで、校長先生が、元NHKアナウンサーの藤倉修一さん、というお二人の学校だったの。今はもうないんだけど。大学2年の時、ダブルスクールというわけではないけれど、アナウンサーになりたいなら、ちゃんと勉強したほうがいいんじゃないかなって、行ったんです。
- 佐々木
それまでは恥ずかしくて秘密にしていた夢なのに、なぜ学校に通うことにしたの?
- 山口
渋谷はよく歩いててね、偶然、通りかかって見つけたの。で、お友だちに正直に言ってみたのね。「実は、アナウンサーというか、ニュースを読む仕事に就きたいと思っているんだけれども、こういう学校を見つけて、行ったものかどうしようか迷っている」と。そしたら彼女が「そーんなの、迷ってないで行くべきだ」って言ってくれて。
- 佐々木
いい友だちでしたねえ。
- 山口
もう、本当に。ポーンと背中を押されて。で、半年くらい通って、結局、そこからオーディションの話がくるわけですよ。
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