ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第33回 南坊 博司さん

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南坊 博司さん
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米国の大学ではインターンが卒業条件
- 佐々木
そういう意味でも、英語環境で働くというのは、本当に意味があることですね。
- 南坊
佐々木さんは、インターンシップをされたといいましたが、やっぱりそう思われたでしょう?
- 佐々木
ええ。わたしの場合、行った大学がニューヨーク州の北のほうにあるエルマイラ大学という静かな大学町で、刺激が少ない。東京、横浜から行ったわたしには、インターンという名の元に都会に出られるといいなと思ったのも事実です。それに高校1年からアルバイトをしていたので、働くという意味は少しはわかっていたと思うのです。
そんなときに、わたしが受けていたマスコミの授業で、テレビ局にインターンをした後テレビ局に就職したという人がワシントンDCからスピーチに来たんです。
それで「へえ、アメリカのテレビ局で働けるならおもしろそう」と思ったのがきっかけでした。インターンというのを知ったのも、そのとき。結局わたしはアメリカのラジオ局でインターンをしました。1学期間、約3カ月かな。それで大学から単位をもらいました。
ワシントンDCのラジオ局で、電話番から、コマーシャル撮りから、最後には自分一人で1時間番組のDJをさせてもらいました。
- 南坊
すごいですね。
- 佐々木
人気番組だったんですよ(笑)。局中の電話が鳴り響いて、うれしかったです。インターンは、やっぱり職場ですから、学校と言葉が違いますよね。小さなラジオ局でしたけれど、なんとなく仕事振りや人の動き、世の中が見えてくるという。
- 南坊
そこがやっぱり学校とは全然違いますよね。だからアメリカの学校ではインターンは大部分の学生がやります。佐々木さんがおっしゃるように、話されている言葉も違いますし、たとえばITなら、IT業界、金融なら金融業界でキャリアが積めるということがポイントですよね。
- 佐々木
その分野での人脈までできるんですからね。アメリカでは大学卒業の条件ですものね。学生全員がそこで力をつけるんですね。
- 南坊
日本から行っても、それをレジュメに書けます。その上、インターンシップの後、「じゃあ、弊社へ」という採用ケースが多いんですね。
- 佐々木
それは、今回のペイドインターンシップも同じですね。
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