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大久保ヨシさん
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そういえばこういうこと、人に話したことないな
- 佐々木
わたしのせいで(笑)、ヨシさんは、このごろ日本が多いでしょう。アメリカのサロンでのお客さんを取られる心配はないの? お店のスタイリストって、みな成果制でしょう。
- 大久保
いやあ、心配はありますよ。でも大丈夫。6年やってるけど、その辺はしっかりやってますから。たとえば技術者の誰かがバケーションで休むこともあるわけですよね。それに僕みたいに長期不在にするとか、外の仕事で出るとか。そんなとき、自分の代わりに誰を推薦するかというのは店に聞かれますよね。だから僕のところに来たお客さんに「ヨシは休みだけれど、ヨシがこの技術者にやってもらってくださいと言っております」と伝えてもらうんです。
- 佐々木
休みの間、ヨシさんの代わりをしたその人は、ヨシさんのお客さんを取らないんだ。
- 大久保
最終的にそれを決めるのはお客さまですから、そうなることもありますよね。長くニューヨークを空けている人は危険な立場なんです。で、信頼する仲間に依頼する。僕のこれまでの5、6年間はなんとか無事にやらせてもらってます。
そういえばこういうこと、人に話したことないな。なんだかおもしろい(笑)。
- 佐々木
本当? それは光栄。だって、どういう世界かなと思って。チームメイトのようでライバルでもある。プロとして、実力を常に高めてこれだけは自分が一番という技術を持ってないと、ダメだってことですよね。
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