ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第27回 大久保ヨシさん

27 |
大久保ヨシさん
|
|
|
手に職つけて、海外で勝負したかった
- 佐々木
もともとヨシさんは、日本で高校を出て、美容学校に行かれたんですよね。当時、男性が美容学校に行くこと自体、珍しかったでしょう。
- 大久保
美容学校の生徒全体のうち、男子は1割ちょっとだったかな。
- 佐々木
美容学校に行こうと思われたきっかけは?
- 大久保
手に職をつけて、海外で勝負したい!と思ってたんです。そうするのに、一番手っ取り早かったのが、美容学校だと。1年で卒業できる!ということもあって。
- 佐々木
そんな情報はどういうところから入ってきたんですか?
- 大久保
4歳違いの兄がたまたま美容師だったものですから、情報が取れたんです。美容学校を卒業して、その1年後にライセンスが取れるんですよね。ですから2年で美容師に。
- 佐々木
お兄さんが美容師というのも、その時代では結構珍しいですよね。お兄さんはどうして美容師になられたんですか?
- 大久保
なんでだったんだろうな……。進学する大学が決まっていたのに、突然。
- 佐々木
じゃあ、そのお兄さんを見てかっこいいなと思ったんですね。
- 大久保
全然思わない(笑)。だけどやってる姿を見て、ちょっと手伝ってはいたんですよね。
- 佐々木
そのころって、男の人が美容院に行かなかった時代じゃないですか。美容師になりたい、なんていうのは、当時のトレンドではなかったでしょう。
- 大久保
ないですね。ちょっと変わり者。とにかく、手に職をつけたらいいのではないかと……でもまあ、そこまで深く考えてなかったですね。外国で生活したいというのは、もう14、5歳の時から思っていました。
- 佐々木
それで、どうやって海外に? それまでの修業もあったんですよね。
4/15
|
 |
|
|