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大久保ヨシさん
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ヘアスタイリングは、この「コツ」で、ばっちり
- 佐々木
日本女性は、洋服はきれいなものを着るし、お化粧も凝るじゃないですか。でも、髪のスタイリングは相当気を抜いてる気が、このわたしでも、するのですが。
- 大久保
そう。かをりさんは随分習得してきたよね。みんな、メイクと洋服はいいんですけど、最後の髪の毛ね。まめに美容院に行ってらっしゃる方も多いんですが、「自分でつくる」っていうのができないんですよね。ほかの国の人を見ていると、人のことはどうでもいいから、自分だけは、っていう意識が強いんです。
- 佐々木
髪をちゃんとセットするだけで全然雰囲気が違ってくるじゃないですか。「国際女性ビジネス会議」でも、ヨシさんにスタッフ一同のセットをお願いしますが、それでグンと雰囲気が変わりますものね。
- 大久保
変わってきますよ。遠くから見たときのシルエットが全然違ってくる。メイクは顔を突き合わせたときに初めて「あ、きれいにしてるわね」となるんだけど、全体のシルエットというのは洋服から髪形までつながってくるから。
- 佐々木
ブローの仕方というのがわかってないのかな。わたしもヨシさんから学んできて少しずつ、ですが。仕事柄いろいろなスタイリストさんにセットしていただくことがありますが、説明しても、シルエットの理解をしてもらえない。
- 大久保
日本の美容師さんって、ブロードライが苦手な人、すごく多いですね。ブローって、絶対にやっちゃいけない基本的なことがいくつかあるんです。ベトナムやタイに旅に行っても、さりげなく必ず行くのが美容院です。すると、そういう基本をちゃんとわかっているんですよね。だけど日本の人の場合、「ナチュラル」っていうことをはき違えて、風をあてているだけとか。
今ヘアカラーに重きを置いている時代なんですけど、その時代に育った1年生、2年生、3年生だとカラーの知識は増えているけど、ブローが下手だったり。
ワックスをつけるだけでも、ある程度ちゃんとブローをしてからでないといけない。髪をサッと乾かして、まあいいやとつける感じでは、へこんじゃうしね。
- 佐々木
以前教えていただいて、「そりゃそうだなあ」と思ったのは、「形をキメたいときは、冷やすんだよ」っていうことです。ドライヤーで温めて形をつくるけど、そのフォルムに決めるのは、冷やすとき。
- 大久保
そう。僕も自分でやるときは、けっこう冷風にしたりするよね。よく、髪の毛を温かくして巻いてそのままはずして、「あれ? ボリューム出ないなあ」とか言いながら同じことを何度も繰り返す人いるけど、静電気とかオーバードライっていうのが一番悪い。
- 佐々木
ブローのコツは、まさに、理想のフォルムにした後、ドライヤーを離して髪が冷めるまで待つこと。今度ヨシさんに、ドライヤーの使い方、っていうewomanユニバーシティの講座をやってもらおうかな(笑)。
最後に、これからの夢を聞かせてください。
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