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川村秀樹さん
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人前で赤面する自分への訓練方法
- 川村
実はもともと僕、すごい恥ずかしがり屋だったんです。教室で先生に指されるだけでも赤くなっていましたからね。赤面症で、人前で話をするなんて全然駄目なので、ともかくそれを治したかった。それで一番手っ取り早いのは、人の前に出て何かをすることだと思ったんです。
- 佐々木
え? 人前で話をするのができないから、無理にでも人前に出る劇団に入った、のですか?
- 川村
ええ。自分からそういうところに入れば、どうにかせざるを得ない。
- 佐々木
それってものすごく大切な決心ですよね。人の前に出るのが嫌だっていう人には二種類あって、「絶対人の前に出るのが嫌なんだ」と思い込み人から離れていくタイプと、「こうなっている自分をどうしたら変えられるか」と挑戦していくタイプ。後者でいらしたわけですね。
- 川村
そうですね。当時から人の前で何かできたらいいなっていうあこがれもあった。だけど、自分は人前に出てしまうと何もできないという現実が。
- 佐々木
そうか。あこがれ、が決断をさせたんですね。
でも、劇団活動をしながら大学に4年間在籍なさったものの、中退して渡米。72年というと、まだ留学も珍しいですよね?
- 川村
最初は語学留学だったんで、結構そんな人はおられましたよ。もちろん今ほどじゃないですけど。
- 佐々木
それが、カリフォルニア大学のフレスノ校の語学研修コース? その後は?
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