ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第22回 久米麗子さん

22 |
久米麗子さん
|
|
|
『ニュースステーション』の衣装を選ぶ
- 久米
そう、『ニュースステーション』をしていたら、なかなかほかをできないでしょう?
毎日の番組だから、出演者お一人につき1カ月で22、3点は必要でしょう。出演者が5人いらっしゃると100通りほど必要なわけです。ほかにも雑誌などの仕事が入ることもありますから、平均すると月に120〜130ぐらいはセットアップしているんじゃないでしょうか。
- 佐々木
すごい数! 今日も、先ほど選ばれていらっしゃいましたが、1日の服をトータルでコーディネートされるんですよね。一度に何点ぐらい選ばれるんですか? 毎日選びに行くわけにもいかないでしょうし。
- 久米
今日の場合ですと、レディースで6点ぐらい。お2人の3日分の衣装です。でも、状況によって違ってきますね。
- 佐々木
毎日の服を選んで月に120点ともなると、ただ、その人たちの個性というわけにもいかなくなるような気もしますが、どのようなポイントで?
- 久米
コメンテーターの方たちと久米の役割、渡辺真理さんの役割と上山千穂さんの役割は当然違いますよね。それから、『スーパーモーニング』の渡辺宜嗣さんのコーディネートもさせていただいていますが、『ニュースステーション』と『スーパーモーニング』では、パーソナリティー、放映の時間帯など、番組の色合いが違います。見てくださる視聴者の方も違いますよね。そんなことを考えながら選んでいるんです。
- 佐々木
それにしても、選ぶとそれを持ち運ぶのもお仕事ですよね?
- 久米
そうです。本当に感謝しているのは、広報の方が営業の方に話して何点かをキープして送ってくださったり、それから倉庫までうかがって選んだものを、「年寄りだから、これを持たせるのはかわいそうだ」といって宅配便で送ってくださったり(笑)。
その重さといったら。肩が変わってますよ。左肩じゃないと持てないんです。スタイリストバッグに入れて肩にかけると、常に斜めの姿勢になってしまいます。
- 佐々木
久米さんは背が高いから、いろいろ持てて便利だったりする(笑)。
- 久米
そうね。「この重さは何?」と思いながらも、自分の人生の重さに比べたら、「これは軽い!」って自分に言い聞かせて。そう思わないとやってられない(笑)。
2/11
|
 |
|
|