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藤野英人さん
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小学生にでもわかる「もうけ」の極意
- 佐々木
2800億までに成長させる戦略は、どういうものがあったんですか? 今も変わらない普遍的なモノの考え方があったんですよね?
- 藤野
ええ、今も変わりません。みんなと逆をやることですよね。すべての常識に対する否定でしょうか。そういう思いが強くあります。たとえば、建設業だからよくない、この会社は派手だから駄目だ、とかいろんな常識があるんですが、それを全部疑うということですね。
十中八九は世間さまの言うとおり、駄目なものは駄目となるんですが、足を運んでみると中には一つか二つ、その逆もあるんです。それが大チャンスなんです。
みんなが駄目だと思っているものがよくなる時に、一度大きく値上がりするんです。なおかついいことに、そもそもみんなが駄目だと思っているから、もともと値段が安いんです。ですから、本当に駄目だったとしても、そんなに下がらない。それを徹底的に探す、ということですね。
逆にみんなが集まってきて「すごい」となってくると、しめしめと言って売るわけです。
株でもうける極意というのは、「安く買って、高く売ること」。これは小学生でもわかることですね。その後が問題なんです。高くなっている時っていうのは、景気がいい時、かつ話題になって「すごい」と言われている時で、買いたくなる時なんです。
安くなる時は、景気が悪い時、株式が投資したくない時、「もう駄目だ、日本は沈没する」とか言われている時。そうすると、「安く買って、高く売ること」がもうける極意なのに、メンタル的にいうと、それが一番難しいことになるんです。
10/19
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