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吉田和正さん
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リーダーシップを完璧に取り違えていました
- 佐々木
で、会社に来てみたら……。
- 吉田
会社に来たらそういうことだったんですけどね。本当に僕もびっくりしましたね。
- 佐々木
でも、それは嬉しかったでしょうね。
- 吉田
ただ、社長といっても、事業のGM(ジェネラルマネージャー)って感じなのですね。日本では「代表取締役社長」っていうとすごく立派じゃないですか。だけど感覚的には、「ジャパンのGM」というイメージなのです。ですから僕も、ジャパンのGMという認識はありましたが、もうひとつの代表取締役社長っていうことに関しては全く感覚がわからない状態でした。
- 佐々木
そうか。特に吉田さんの場合は、アリゾナにいて、本社でずっと働いていたから余計に日本が1つのエリアという感覚に思えるのかもしれないですね。そのエリアの代表という感覚。
- 吉田
ずっとアメリカが長かったので、ジャパンのGMという感覚のほうが強いです。もちろん、前のボスがどれだけ大変だったかっていうことはよくわかっていますから、大変だとは思いましたけど。
- 佐々木
で、どうですか。2003年から社長、代表をされていて。
- 吉田
今、知っていることを社長になったときに知っていればどれだけよかったかと、時々思いますね。
- 佐々木
例えばそれはどういうことですか。私も教えてもらいたい。
- 吉田
それはたくさんありますね。最初の2年は、ものすごく勘違いをしていました。
- 佐々木
どういう勘違いですか。
- 吉田
まずはリーダーシップを完璧に取り違えていましたね。
- 佐々木
それは具体的には?
9/17
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