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小林 栄三さん
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母親というのは、やっぱり頼もしいと思いました
- 佐々木
お母さんがそういうふうにじゃあ、小学生のときに母親を見ると、このお母さんやるなあっていう感じで見てらっしゃったんですか?
- 小林
そうそう。そうそう。
- 佐々木
婦人会っていうのはまあ古くから社会的に何か発言したい、貢献したいっていう人が集まっていたとは思いますが、地域性と時代のことを考えると、女の人がそんなにいっぱい動き回ってるっていうのは珍しい時代だったわけですよね。
- 小林
ありえませんよね。
- 佐々木
お父様もかなり自由にさせるという理解があった……。
- 小林
放任していたんでしょうね。どんどんやれと。でも、おじいちゃん、おばあちゃんに理解してもらうのが大変だったでしょうけどね、たぶんね。今でも言ってますけど、まずほら、田んぼしないで外に出なくちゃいけないじゃないですか。運動会というとあいさつするとかあるじゃないですか。入学式のあいさつとか、卒業式とか。
- 佐々木
委員長ですものね。そういうお母さんを頼もしいと思って見てたんですか。
- 小林
やっぱり頼もしいと思いましたね。それからもう母親が60歳か70歳ぐらいのころかな、今度は保護司をしたのね。
- 佐々木
保護司って犯罪をした人の更生を助けるための?
- 小林
そう、更生の途中の人がね、母親のとこに来て正座してるの。もうほんとになんか派手な感じの不良少年、不良少女が、毎晩「はあ」とか言って母親の話を聞いてるの。こういう人たちの面倒も見てたんだよね。
- 佐々木
でも、お話を伺ってると、改革をするとか、世の中を動かすっていうお母さんのもとで育ったということが分かります。
- 小林
結構変わった母親だったと思いますよ。当時から僕らがまだ学生のときから一緒に家族麻雀してましたからね。あんな田舎で。あの集落で。だから変わった母親、っていうのはありましたけど。
- 佐々木
今の経営者としてのリーダーシップやまとめる力はお母さんから引き継がれたのかな、なんて思いましたけども。
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