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正宗エリザベスさん
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自分を信じなさい
- 正宗
実は病気も持っていまして、毎日戦いながらやっています。実はてんかん持ち者なんですよ。13歳のときから。ですから体があまり強くないんですよね。毎日たくさん薬も飲みながらやっていまして。だからずっと、子どもを持ってどうのこうの、というのができなかったので、子どもを作らないで仕事だけに集中して。それで主人がすごくサポートしてくれる。
- 佐々木
聞いているだけでも、素敵なご主人ですね。
- 正宗
はい。ですからその辺はやっぱりワークライフバランスがすごく重要なので、それを何とかマネージしながらやっていきます。
- 佐々木
エリザベスさんのメッセージ、しっかり受け取りました。
- 正宗
一つだけ、女性の皆さんに対するアドバイスしていいですか。もう本当に自分の能力というか、自分を信じなさい、と。で、女性であるから、すごくそれを意識して、何か、こうしなきゃならないとか、ああでなければならない、私は女性だからっていう、そういう考えは、私はあまり好きじゃないですね。自分は1人の人間として何ができるのか、それをよく自分で理解して、それをただ自然に追求していけば、人間として自然に尊敬されると思うんです。女性であろうと男性であろうと。そうすると1人の人間として活躍できる。
- 佐々木
日本の女性は変わってきましたか?
- 正宗
随分変わってきたと思いますよ。今はもう、特に我々の現場で働いている若手は気が強いですよ。
- 佐々木
主張もするし。
- 正宗
自己主張もするし。昔はあまりしなかったと思いますけど。で、今いろいろ新聞でも読みますけど、自分で会社を起こしている人もいますし、そういう例は徐々に増えてきているんじゃないかと思いますけど。
- 佐々木
いい方向に行っているっていうことですね。
- 正宗
そうですね、徐々にですが。
- 佐々木
いろいろ伺っていて、自ら責任を持って未来を作るという姿勢を再確認しました。オーストラリアと日本は、まだまだ共にできることがありますね。これからもご指導ください。本当にありがとうございました。
対談を終えて
正宗さんという純日本風の苗字に金髪。そして、流暢な日本語と、示唆に富んだ展開。初めてお会いしたのは、オーストラリアの首相来日時。
日本の若手経済人とのプライベートディナーお招きいただいたときのことです。
凛としていて控えめで、しかしリーダーシップと自由さがある、彼女の魅力をすぐに感じました。
今回じっくりお話しして、その着実な歩みと豪日関係への強い思いを確信し、これから、ますますお元気でのご活躍をお祈りしています。ありがとうございました。
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