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トータル・ワークアウトゼネラルマネージャー&パーソナル・トレーナー
池澤智さん
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じゃあ、夢はなくなるかというと
- 佐々木
話題につきないのが、池澤さんの魅力だと思いますが、これからどこへ向かっていくんですか?
- 池澤
今までの目標というのが、芸能人の人たちの体づくりをして、それで映画に出てもらったり、だったんですが、実はもう叶ってしまったんですよ。自分の料理の本も世の中に出せたらいいなって、思っていたんですが、それも叶って。じゃあ、夢はなくなるかというと、なかなかそういうものではなくて。
やはり女性という部分で、私は自分が女性というので、あまり差別を受けたなということは感じないですけれども、女性ならではのいいところをもっと引き出せるような社会になったらいいなと思うんですよね。
だからうちなんかは男の子が多い会社なので、すごい男寄りな状態なんですけれども、でも女性が働きやすい環境をつくったり、そのためには自分が先頭を切っていきたい。これから自分の家族を持ったり。その上で私の定義する「女性の美」を作りたいんです。「体のラインをつくることによる自分の自信」です。そういったところを目指せるような環境をつくって、そして、上に着るものとか、上に塗るお化粧品とかとコラボレーションしたりして。具体的に形として何をアウトプットするかというのは難しいんですけど、何かそういったことにずっと携わるような仕事をしていたい。
だけど自分で独立という形ではないんです。ケビン山崎がいないと私は今ここにはいないというのがあるので、みんなに2番手みたいな感じでよく話をされるんですけど、私は、ここにいなければ、きっとご飯を食べてはいけないと思っているし、彼と勝負をするのが嫌とか、勝負ができないと思っているわけではなく、本当に大げさな話、自分の人生における、彼という人が神様じゃないけれども、一本の柱なんですよ。だから彼の近くで、彼が出しているものの形を変えていきたい。キラキラしたものに変えたりとか、勇気を与えられるものに変えたりとか、変形させていく、いろいろなパーツでやっていきたいなと思っています。
- 佐々木
働く女性を、内側からも外側からも美しくする、というのは一緒にお仕事できたらいいですね。
- 池澤
そうです。子どもを産んだから今はできないんだではなくて、産んだからこそ、今やらなくてはならないこともありますし。私もマタニティにすごく興味があって、それも専門に勉強をしているんですけど、赤ちゃんを楽に産むことには皆さんすごい集中力を払う。子どもができると、子どもに手がかかるので、基本的に自分はその次じゃないですか。でもそこは一番ホルモンが変わって、もう1回自分を再生できるいいところであったり、だけど子どもがいると、トレーニングができないのであれば、子どもを見てもらえるような施設があるようなクラブをつくったりとか。
- 佐々木
ないんですよね。私がスポーツクラブに行くことが出来ない理由が2つあるんです。早朝にやっているところがない。もう1つが、子どもを連れて入れない。土日に9時にならないと開かないスポーツクラブを待って、子どもを家に置いて泳いでいても、全然ハッピーじゃないんです。
- 池澤
なるほどね。
- 佐々木
土曜日の朝の4時からあいてるとか、子どもと行かれる場所があれば、ね。
- 池澤
そうなんですよね。何でも屋じゃないですけど、その人に必要なものはある程度そろっていて、元気になって帰ってもらえるような、そういう場所がいいですね。
- 佐々木
私たちはいよいよ「表参道カレッジ」を開きますから、専属トレーニングジムということで、みんなに池澤さんにトレーニングしていただいたら、心も体も頭も元気になれるのではないかな、って考えました。今日は貴重なお時間、ありがとうございました。これからも、どうぞ、体作り、よろしくご指導ください。
対談を終えて
ピュアで、まっすぐで、芯のしっかりした池澤さんに初めてお会いした時から、ファンになりました。今回の対談では、そんな池澤さんの、チャーミングで真摯な人柄が伝わって来て、嬉しくなりました。「動きがいい」人が大好きな私にとっては、とっても気持ちがいい会話ができました。課題は、私の体。今後は、私の「動き」が良くなるように、トレーニングしていただきたいと心から願っています。まずは、トレーニングを受けられるような準備をしなくては。……末永くご指導ください!
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