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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第131回 渡辺実さん

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131
防災・危機管理ジャーナリスト、まちづくり計画研究所所長
渡辺実さん

行政側にはカメラもペンもいないんです

渡辺

僕は、その頃もうすでに神戸市役所の行政支援に入っていて。メディアって皆、被災者側にマイクがあり、カメラがあるんですよ。で、僕もこんな経験をしたのは初めてのことだったし、神戸市側にいてわかったのですが、行政側にはカメラもペンもいないんですね。

佐々木

行政側が発表していることが、もっとメディアを通じていれば被災者に届きやすかったかもしれない、ということですね。それが届いてなかった。

渡辺

メディアは常に弱い被災者側に行きますから。被災行政なんて決して強くはないんだけど、一応、権力を持っているもんだから、メディアはジャーナリズムとして、当然、被災者側に立つわけですよね。

で、僕はたまたま行政側にいたもんですから、新聞とかテレビとか、いわゆるジャーナリスティックに伝えられている部分っていうのが、どうもおかしいと、ずっと思っていたんです。たとえば記者会見をしても、ろくな質問が返ってこないわけで……。

佐々木

たとえば、どんな?

渡辺

「なぜ物資が遅いのか?」とか。それは大事なことなんだけれども、実は、それはもう答えは明らかであって、あの交通渋滞の中で、じゃあ、どうすれば速く届けられるんだって、それを一生懸命、行政側は悩んでいたわけですね。

で、できるだけの手は、実は我々のサイド、我々って、僕は行政の人間ではないけれども、行政側は手を打っているわけですよね。行政側にもしペンやカメラがあれば、一体何をどういうふうにやっているのかというのを、もっと克明にメディアが理解をしたうえで、どこに問題があるかとか……。

佐々木

もしかすると、よりよい知恵だって出てくるかもしれない、ということですね。

渡辺

で、TBSにも僕の仲間がいっぱいいるもんですから、「こいつにリポートをさせると面白いんじゃないか?」ということで、特別番組の企画ものが僕のところに降ってきたわけですね。で、僕にカメラとクルーがついて、市役所の中で2日間ぐらい一緒に取材をして、「行政情報がなぜ伝わらないのか?」という特番を作った。それが、実は筑紫さんと深いつながりになったきっかけなんです。

そのときに、やっぱりジャーナリズムで災害というものを斬らないと、と思ったんです。国がやること、行政がやることは欠陥だらけですから、もちろんここに対して単に被災者側からものを言っている立場の人はいっぱいいるわけです。評論家もそうなんです。むしろジャーナリズムという切り口で災害っていうものを斬らないと、どうも天災論みたいになって、仕方がないというところで、行政がやっていることの欠陥とか、国が持っている制度の欠陥なんかが、どうも滑っているように思える。災害っていうことはまさに人の命が懸かっていることですから。で、国民の命を救うのは国の義務である。

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