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馬越恵美子さん
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私は高校のときにアメリカにAFSで1年行ったんです
- 佐々木
私は、英語を勉強したことによって、自分の考え方が論理的に整理されたんです。今までは日本語であやふやに言っていたことを、英語で表現する際に、たとえば動詞を選ばなきゃいけないので、自分の気持ちを明確にするとか、相手にしてほしいことを明確にするということの訓練になったんです。ですから英語を話してお友達が増えるとか、旅行が楽しいって多くの人が言いますけど、それ以上に、私にとっては、すごく思考の訓練になったと思うんです。
- 馬越
仰るとおりです。
- 佐々木
先生も、そんなご経験おありですか?
- 馬越
私は高校のときにアメリカにAFSの奨学金で1年行ったんです。幼稚園から、雙葉、私立だったんですね。大体同じような家庭環境の子どもばかりのお嬢さん学校でしたし、家でも親がかわいがってくれたので、何も言わなくても、おいしいものが出てきたり、察してくれる環境にいたんです。
でも、アメリカに行ったら、察してくれない。たとえば「お腹、空いてる?」と言われて、”Not really.”とか”No, thank you.”と言ったら、「ああ、そう。じゃあ、おやすみなさい」という感じだったのね。「本当はお腹が空いているのに、分かってほしい」みたいなことを思ってもダメ。
- 佐々木
私も、同じような体験をしました。大学で留学したときに、”Do you want to come to the party?”と言われて、「うーん」とか言っていたら、「じゃあ、バイバイ」と言われて、私だけ寮に一人残ったという、痛い思い出があります。
- 馬越
佐々木さんでも、そうですか。
- 佐々木
はい。で、馬越さんは、高校での留学が、すごく役に立った。
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