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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第127回 窪木登志子さん

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127
弁護士
窪木登志子さん

法律は、生きているからこそ考えていく

窪木

数学と物理は教科としても好きだったんです。で、浪人しようかな、と自分で考えたときに、医者で浪人するのはダメだと思って。こう見えてもというか、人が弱っていくのがとてもダメなんです。自分が弱っちゃうの。気が萎えてきちゃうっていうか。

佐々木

人が弱っていくって?

窪木

生物学的に弱っていくっていうのは、助けられない、救えないっていうときもありますよね。その究極の死ということについて、ものすごく弱くて、ずっと自分の中ではテーマだったんです。今でも怖いというのがあるんだけど。

佐々木

でも、それはなぜ? 何かあったんですか? 子どものときに。

窪木

なぜでしょうね。小学校4年のときに、続いて祖父と伯父を亡くして。そのときには別にショックではないんだけれども、反芻したんですよね。自分が死ぬときに死体硬直が起きてどうなるとか、全部詰め物をしなきゃいけないとか、そういうのをすごくリアルに想像して。あと、死亡の瞬間に人が寄ってきて、どういう行為をするとか、それを自分では認識できないじゃないですか。

佐々木

だけど、私は今までに何回か葬儀に出ているけれども、そういうシーンには実は一度も立ち会ったことも、見たこともないんです。

窪木

私もないの。ないんだけど、想像して。

佐々木

小学校のときに想像したんですか。

窪木

そう。田舎では土葬されたんですね。お棺に入れられている、土葬された伯父を見たからかもしれないんだけど、それが原因だったのかしら。

佐々木

あの人はどうなっているんだろうって?

窪木

そう。毎日、朝起きるじゃないですか。だけどあるとき、死んだときから、全然自分が認識しない世界が続いていくっていうのがとても怖くて。自分はその大事な自分の死を、認識できないでしょう。今まで生きていたのが、突然ぽつんといなくなって、その後、たぶんずっと自分は自分を認識しないじゃないですか。という世界がとても怖かったんです。だから、人が弱っていって死に向かうことについて、自分は一緒に寄り添い安心させることができるだろうか、という自分への疑問があったんですね。

話が長くなっちゃったんですけど、それに比べると、法律は、生きているからこそ考え方を変えたり、アイディアを出したり、受容したりして、寄り添っていける。

佐々木

生きていくために考える、課題を乗り越える仕事ですからね。でも医学部を受けたのは、じゃあ、受からないほうがいいと思いながら受けたの?

窪木

それはないと思うんだけど、少し気にはなっていた。だから浪人するときは、自分でちゃんと真面目に考えると、医者はダメだと思ったんです。

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