ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第124回 野口悠紀雄さん

124 |
野口悠紀雄さん
|
|
|
ダブルブッキングは非常に危険です
- 野口
自分の正本が2つあると、電話が来て予定を作るときに、こちらを見て、この日は空いているからといってここに入れてしまう。ダブルブッキングをしてしまう。ダブルブッキングは非常に危険です。
私は実はかつて、きわめて深刻なダブルブッキングを3回もやったことがあって。講演の会場で呼び出されてなんて、これは身の毛のよだつことなんですよ。私は講演ではやっていなかったんですよ、さすがに。ある研究会で私が話していたら、家から電話がかかってきて、「他の研究会であなたが話すことになっていますよ」という連絡が来ましたと言うんですよ。幸い両方とも都内だったので、まあ、一つを慌てて切り上げてもう一つに行ってできたんですけれども。
それともう1つはですね、今日は佐々木さんとこの対談をやるお約束をしていましたね。それで佐々木さんがここに見えたら、実はここで会議をやっていた。これはね、2回ほどやったことがあるんですよ。このときは本当に平謝りして、「ちょっと10分、あそこで待っていてください」とできるんですが。それで私はね、これをやった後に夢にまで見たんですよ。東京の講演会で話していたら、電話がかかって、「大阪の講演会で千人の人が待ってます」と。これはどうしようもないですよ。
- 佐々木
そんな夢まで。
- 野口
だからね、予定表のダブルブッキングはきわめて危険です。それは正本を2つ持っていることだから。そこで先ほどの話に戻るんですが、ウェブと紙の両方にスケジュール表を持って、その両方に書く。だからどうやって同時にシンクロナイゼーションしていくのかが大変な問題なんですね。
- 佐々木
私たちの会社では、必ずスケジュールは一元化しています。全員が「アクションプランナー」手帳で行動管理をしているんです。ウェブで共有する情報は、会議室の予約だけ。これは、共有スペースの予約です。行動計画は、手元の手帳一冊に書く。余白にも書かないというルールです。
- 野口
別のところに書くのも危険ですよね。
- 佐々木
はい。脚本というのは、手帳でいうと時間枠のある場所だけですね。
- 野口
私はね、あるときにスケジュール正本の一本化をやったんですけど、できなかったんですよ。
7/23
|
 |
|
|