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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第124回 野口悠紀雄さん

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124
早稲田大学大学院教授
野口悠紀雄さん

守れないということを前提にして

野口

書籍のタイトルに商標権がないのは、誠にもってけしからんことだと私は思います。私自身はなるべくそのタイトルを抑制的に使って、価値を見失わないようにしているわけですけれども、それがたくさん使われると、イメージは明らかに低下しますね。だから私は、書籍のタイトルは、商標権とか知的財産権が最も必要な対象だと思うんですけれども、商標権は対象になっていないですよね。

佐々木

そうですね。手帳の中身もなっていないですよね。

野口

中身、形式、そうですね、実用新案はあり得るかもしれないけど難しいですよね。

佐々木

「アクションプランナー」という私の手帳は、月曜日から日曜日まで、すべての日に同じ時間枠があるんですね。土曜と日曜がしっかりある手帳というのは、「アクションプランナー」が初めてだったんです。ですから、「手帳は人生脚本だ」というメッセージで、自分の人生を1冊の手帳で管理しよう、と伝え、「ワークライフバランス型」とも呼ばれたりして人気があるんです。すると今年ぐらいから、いきなり、やはり土日も大事、という手帳が出てきています。手帳のデザインやコンセプトにやっぱり権利がないということをつくづくと感じているところでした。

野口

そうですね。ただ知的財産権の問題は、特にIT時代には考え方を変える必要があるかもしれないですね。つまり知的財産権はない、あるいは守ろうと思っても守れないということを前提にして、いろいろなことをやることの方が重要かもしれないです。それは非常に大きな転換ですね。

例えばグーグルという検索エンジン、あれがもし有料のサービスだったとしたら、今ほど普及していないかもしれない。従ってグーグルという会社はあれほどの企業にはなれなかった可能性が大きいんですね。グーグルの検索エンジンは無料で提供したことで大変に大きな影響が出てきた。そして無料で提供しつつ、別の面でビジネスモデルを生みだしたことが重要なんですね。ですから知的財産権に関しては、われわれは今、非常に大きな転換期にいます。

はっきり表れているのは新聞ですよ。その前でいうとブリタニカ。ブリタニカという百科事典は、マイクロソフトのエンカルタで駄目になってしまったんですけど。駄目になった後で、ウェブで有料のコンテンツを売ろうとしたんですが、全くできなかった。新しいタイプに適用できなかったという、明らかに失敗例ですよ。

新聞も非常に似た傾向があって、新聞を買いにきてコンテンツは非常に強力なコンテンツですから、誰もが有料にしようと考えるんですね。だけどこれで成功したところはどこにもないでんです。

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